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千と千尋の神隠し|海外の反応!中国でおにぎりシーンが絶賛なぜ?

千と千尋の神隠し
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スタジオジブリが中国で大人気となっていることをご存知ですか?

特に『千と千尋の神隠し』は、日本の劇場公開から18年後の2019年に公開されたのにもかかわらず、大人気で興行収入も中国での日本映画の興行収入で1位を獲得しています。

今回は『千と千尋の神隠し』の海外の反応をご紹介しましょう!



千と千尋の神隠し|海外の反応!中国で人気の理由は?

スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』が中国で公開されたのは2019年6月21日、日本での公開から18年後にも関わらず、中国では公開前から大変話題になっていました。

この日、中国で同日公開された映画はピクサーの『トイ・ストーリー4』。

こちらも子どもに大人気の映画ですが、公開から1週間後の興行収入で比較すると『千と千尋の神隠し』が2億7,500万元、『トイ・ストーリー4』が1億2,400万元。

2019年、中国の年間興行収入でみると『千と千尋の神隠し』は4億8,800万元(75億6,000万円)となり、中国で公開された日本映画の年間興行収入で第1位を記録!宮崎駿監督作品の人気の高さが伺える結果となりました。

 

ちなみに、中国で公開された宮崎駿監督作品の1作品目は『となりのトトロ』(2018年12月公開)ですが、こちらの興行収入は1億7,371万元でした。

では、なぜここまで『千と千尋の神隠し』が中国で人気となったのでしょうか?



千と千尋の神隠し(中国)海外の反応|懐かしさを感じる

「ノスタルジックな気持ちになる」
悲しい気持ちになったり、幸せな気持ちになったりさまざまな感情が心から湧き出てくる。
初めて見る景色のはずなのに、なぜか懐かしさを感じる。

具体的には、千尋とカオナシが乗る電車のシーンが懐かしい気持ちになるとの声もありました。

そのほかには子どもに観せたい!や、子どものように泣き出してしまい涙が止まらなかったなど、子供に限らず大人の心の深いところに響く!という点が、中国で人気となった理由のひとつとなっているようです。

千と千尋の神隠し(中国)海外の反応|感情の描写が繊細で心に響く

アニメーションといえば"子どもが楽しむもの"と捉えられることが多く、ディズニーやピクサーに代表されるアニメの子どもたちに向けたメッセージは、シンプルでストレートに伝わるような物語になっているものが多いように感じます。

しかし、スタジオジブリの宮崎駿監督作品は他のアニメーションとは違い、単純なストーリーでは終わらない、キャラクターそれぞれの心理描写が繊細に描かれていることが特徴としてあります。

また、視聴者の想像力をかき立てるような"余白のあるストーリー"も、SNS上でジブリ作品についてアレコレ語られるきっかけにもなっているようです。

ある中国メディアは『千と千尋の神隠し』の中国での人気の理由を次のように報じています。

子どもたちにとっては、どこか愛嬌のあるお化けや神様のキャラクターが好きで、自分もその世界に入り込んでみたいと思うだろう。また若者世代は愛情や自立、勇気などの部分に共感するだろう。
そして、宮崎駿監督作品は幅広い年代に支持され今後もジブリファンが増えるだろうとも伝えています。
世界中に"日本アニメ"のファンが増えるのは、とてもうれしいことですね。

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千と千尋の神隠し|海外の反応!「おにぎり」のシーンが泣ける!の声

中国の方々はいったい『千と千尋の神隠し』の中で、どのシーンが印象的なんだろう?と調べたところ、「千がハクからもらったおにぎりを食べながら泣くシーン」が一番印象的との声が多くありました。

日本でも、このシーンをみて涙した人は多いことでしょう。

そして、中国人はこの千が涙を流すことについて理解するのではなく心が何かを感じるシーンである"と語っています。

親が豚になってしまい、夢なのか?現実か?と戸惑い、ずっと緊張感のなか頑張ってきたところに、ハクからもらったおにぎりで少しずつ緊張の糸が緩みだし、千は口におにぎりを頬張りだすと大粒の涙が溢れ出るのです。

「この涙の理由は○○です。」と一言では語ることのできない、さまざまな気持ちが心を充満させ、そこにある優しさや決断、勇気などの入り混じった感情を"感じる"このシーンは、日本の視聴者に限らず、中国そして世界中の人々それぞれが"感じた"思いを満たしてくれる印象的なものとなっているようです。

食べ物を口にすることで溢れ出す感情をアニメーションで描き、中国のみならず世界中の人々を共感させる宮崎駿監督は、世界のアニメーション映画監督のレジェンドと言っても過言ではありませんね。

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中国北京で開催の展覧会が大盛況

そして、2021年6月から中国北京において『宮崎駿とアニメの世界』と題して、展覧会が開催されいます。

こちらの展覧会は、およそ20万人の入場を見込んでいるとのこと。

さすが中国はスケールが違いますね!

しかし、それだけ中国にも宮崎駿監督のファンが多いということは、日本人としてとても嬉しいことです。

「日本のアニメ」の代名詞と言ってもいいくらいの宮崎駿監督の作品は、中国の方々の心にも深く問いかけるものとなっているんですね。

 

 



千と千尋の神隠し|海外の反応 まとめ

『千と千尋の神隠し』が中国で大人気の理由は、子どもだけでなく幅広い年齢の人々に影響を与え、大人になっても心に残る作品であるということ。
また、どこかノスタルジックな気持ちにさせるストーリー展開、心理描写の繊細さも人気の一つとなっていました。
ぜひ、これからも宮崎駿監督作品を世界中の人々に観てもらい、すばらしさを共有したいですね!

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