『千と千尋の神隠し』お母さんが千尋に冷たいのなぜ?セリフで考察!知恵袋やネットの声は?名前や年齢、声優は?

千と千尋の神隠し
引用:https://www.ghibli.jp/works/chihiro
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『千と千尋の神隠し』に登場する千尋のお母さんですが、登場シーンが少ないものの印象的ですよね。

印象に残るのが、千尋に対しての冷たい態度やセリフというのは不思議に思いませんか?

宮崎駿監督は、なぜ冷たいお母さんの設定にしたのでしょうか。

そこで今回は、千尋のお母さんがなぜ千尋を冷たくあしらうのかを考察してみました。

知恵袋やネットの声で納得できるものが多かったため、そちらも3つ紹介していきます。

また、千尋のお母さんの名前や年齢、演じている声優にも注目していきましょう。



『千と千尋の神隠し』お母さんが冷たいのはなぜ?セリフ別に考察 その1

『千尋は車の中で待ってなさい』

お母さんは、大人になりきれておらずお父さんの気まぐれに付き合ってしまうが、車へはすぐに戻ってくるつもりだったと考えます。

油屋の世界へ続くトンネルに、千尋の両親は欲望のままにどんどん先に進んでいってしまいます。

でも、、千尋は嫌な予感がしたのか、トンネルに入るのを拒みました。

お父さんは好奇心旺盛なため、何事も経験してみないと気が済まないような性格をしていることは、作中でよくわかりますよね。

千尋のお母さんはそれをわかっているが、結局いつもついて行っているため、大人になりきれていないのかなと感じます。

だから、子どもよりも自分の欲望を優先して、この行動をとってしまっているのではないでしょうか。

そこまでの危険性を予測せず、トンネルに行きたくない千尋を想い、よかれと思って言ったセリフだと考えられます。



『千と千尋の神隠し』お母さんが冷たいのはなぜ?セリフ別に考察 その2

『そんなにくっつかないでよ、歩きにくいわ』

これは顔つきや言い方がきついだけであり、冷たく接しているつもりではないと思っています。

あの不気味な雰囲気の中に一人でいるのには耐えられず、千尋は両親をすぐに追いかけました。

10歳の女の子があの薄暗いトンネルを歩くのは、怖がりだとなおさらお母さんにすがりついてしまうのではないでしょうか。

しかし、親からすると子どもは小さいため、バランスが取りにくく、べったりとくっつかれていると歩きにくく危ないですよね。

下手すると2人ともが転んでしまう恐れもあります。

 

千尋のお母さんは、“そんなに”くっつかないでと言っているだけで、千尋自体を拒否しているわけではないのです。

千尋のお母さんの、顔つきや声のトーンで冷たく聞こえるのではないでしょうか。

 

『千と千尋の神隠し』お母さんが冷たいのはなぜ?セリフ別に考察 その3

『千尋、はやくしなさい』

こちらは普段から千尋が自立できるように教育しているため、あえて手を差し伸べないようにしたのかもしれません。

川の岩場で足場が悪いため、千尋のお父さんはお母さんに手を差し伸べていますが、お母さんは千尋に手は差し伸べませんでした。

しかし、千尋が川の岩場を渡ってすぐの階段を上がるとき、お父さんは食べ物のにおいにつられて先に行ってしまいましたが、お母さんは歩きながらも、千尋がついてこれているか少しだけ振り返って確認している描写があります。

このことから、千尋のお母さんは千尋が自立できるように促しつつも、気にかけているということが考えられますね。

このセリフは、対応が冷たいという意見がたくさんありました。

しかし、私はそうは思わず、千尋が嫌いであれば気にかけたりしないはずですし、千尋自身も親の愛情を感じていないとわかる描写があるはずです。

千尋のお母さんは、女の子だからといって特別扱いをしない方針なのかもしれないですね。



『千と千尋の神隠し』お母さんが冷たいのはなぜ?知恵袋・ネットの声はどんな考察?

知恵袋などをはじめとしたネットの声は、説得力があり、考えさせられるような考察がたくさんありました。

どれもすてきですが、よりおもしろいと思った3つをご紹介していきます。

 

実はハクが千尋のお兄さんだった

千尋が川で溺れたときに、千尋を助けたハクが亡くなったという考察がネットでとても話題になっています。

千尋が原因でお兄さんが亡くなってしまったことから、お母さんは無意識に、千尋に対して冷たくあしらっているようですね。

ハクが自分の命を犠牲にし、千尋を救ったことからその川の神様になったのでしょう。

千尋がハクの名前を思い出す瞬間に、誰かの手によって助けられたような描写がありました。

さらに、千尋が小さいときから千尋の存在を知っていたと言っていたハクの発言、お母さんの冷たいと言われている態度もすべてつじつまが合うため、つい「なるほど…」と納得してしまいました。



千尋と坊を対比させ、現代の母親を表現するための演出

こちらは知恵袋をはじめとしたネット上の声、どちらにも意見されていました。

千尋のお母さんは冷たいですが、それに対し湯婆婆は坊へ溺愛していますよね。

子どもにそれほど興味のない親と、子どもに依存するほど溺愛する両極端な親は、現代の母親を表していると考えているようです。

宮崎駿監督には、現代の母親がこのように映っているのではないか、という考察ですね。

もし、湯婆婆と千尋のお母さん、2人の対比を目的としているのであれば、千尋に対しての態度が冷たく感じるのは自然なことでした。

 

千尋のお母さんは妊娠しており、その子はハクの生まれ変わり

千尋のお母さん本人が妊娠に気づいていないというのもです。

千尋に対して、お姉さんになるのだから甘えすぎないで、と無意識に本能で冷たい言動をとっているのではないかという方がいました。

これは知恵袋にしかなかった、新しくおもしろい考察だと思いました。

たしかに、コハク川が埋められてしまったので、ハクは自分の名前を取り戻しても、コハク川の神様には戻れないですよね。

私がネットで見た考察の中で、こちらが1番好きです。

千尋をずっと知っていたというだけで、千尋をこんなにも守るのかな?と思っていたので、とても腑に落ちてしまいました。



『千と千尋の神隠し』お母さんが冷たいのは、宮崎駿監督の意図があった?

アフレコの際に「もしも温かい両親の設定だと、ハクと別れた時に切ない感じがしない」と宮崎駿監督が語っている、と言われています。

通常、ハクとお別れするラストのシーンでは、どちらかといえば、千尋のほうが名残惜しそうにしていますよね。

では、そのシーンをお母さんが温かい設定だとして考えていきます。

やはり、愛情をたくさん注がれた10歳の女の子というと、両親に会える嬉しさが勝ってしまうでしょう。

「さあ、行きな!」とハクが両親のもとへ戻るように促したシーンも、もしかすると、自分から進んで行ってしまうかもしれないのです。

そうすると、ハクとの明るい別れになってしまい、切なさがまったく無いシーンになってしまいそうですよね。

宮崎駿監督はこのような意図があったうえで、千尋のお母さんを冷たく設定したと考えられます。

ジブリに出てくるお母さんたちは、たいていみんな優しいので、今回冷たいと言われているのが不思議だと思っていました。

これらを踏まえ、物語を観てみると、千尋のお母さんがただ冷たいと感じている人の見方も変わってくるのではないでしょうか。



『千と千尋の神隠し』千尋のお母さん、名前や年齢は?

千尋のお母さんの名前は、荻野悠子(おぎのゆうこ)、年齢は35の設定です。

ジブリは、作中には出てこないけれど、公式では名前をつけられていることがあります。

『千と千尋の神隠し』の時代設定が公開の年2001年だとすると、千尋のお母さんが社会人になったのが、年齢から逆算すると、おおよそ1980年後半だと予想ができますよね。

さらに、お父さんが乗っている車「アウディA4」が、1994年から生産していることから、千尋のお母さんは、バブル時代にいた人だと言えるでしょう。

そのころ、千尋のお母さんがバリバリ仕事をして、自立した生活を送っていたのであれば、千尋をはやく一人前にしたい気持ちになってしまうのかもしれません。

その気持ちがあるため、千尋のお母さんが冷たい態度をとっているように見える人がたくさんいるという可能性も十分にあります。



『千と千尋の神隠し』千尋のお母さんを演じている声優は?

千尋への対応が冷たい!と世間を騒がせている千尋のお母さんですが、声優をしているのは、女優の沢口靖子さわぐちやすこ)さんです。

沢口靖子さんといえば、大人気サスペンスドラマ「科捜研の女」の主演を務めていることで有名ですよね。

なんと、千尋のお父さんを演じる声優は「科捜研の女」で共演している内藤剛志(ないとうたかし)さんなのです。

『千と千尋の神隠し』でも夫婦役として共演している2人は「科捜研の女コンビ」と言われたりもして話題になりました。

千尋のお母さんが冷たいと言われていますが『千と千尋の神隠し』のアフレコのスタート時は、温かいお母さんの雰囲気で行っていた沢口靖子さん。

でも、宮崎駿監督から指示によって冷たい口調で演じることになったようです。

世間から冷たいと言われるきっかけは、そこにあったようですね。

 

『千と千尋の神隠し』お母さんが冷たいと言われる理由 まとめ

これほどたくさんの人が観ている『千と千尋の神隠し』ですが、登場シーンが少ない千尋のお母さんでも、やはりおもしろい考察がたくさんありましたね。

さまざまな考察を通して考えられたことは、千尋のお母さんの見え方、感じ方で、印象が変わってくると感じました。

私は、千尋のお母さんが、千尋に対して冷たい態度をとっていると思ったことはありません。

でも、今回調べてみるとネットでは態度やセリフが冷たいと言われていて、自分の考察と正反対だったので、とてもびっくりしました。

作品を鑑賞したときの自分の環境や考え方で、印象が全然違ってくるのかもしれませんね。

また何年後かに、あらためて考察してみてはいかがでしょうか。

 

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