スタジオジブリの名作である「となりのトトロ」。
知らない人はいないんじゃないでしょうか?
数あるジブリ作品の中でも、特に有名な「となりのトトロ」のエンディングには、
視聴者の興味を引く要素が多く存在します。
みなさんもエンディングを見て、「この赤ちゃんは誰の子なんだろう?」
「何でメイとサツキがトトロと一緒に出てこないんだろう?」など
疑問を感じたことがあるのではないでしょうか。
本編では描かれていない、お母さんの退院後の様子なども含めて、
詳しく解説していきます!
『となりのトトロ』エンディングのイラストに描かれている赤ちゃんは誰の子?メイと関係ある?
今回、この件について調べたところ、赤ちゃんに関する明確な情報はありませんでした。
メイやサツキの家族だと明言されているわけではないようです。
明言されていない余白の部分に対して自分なりの解釈を深めていくことも、ジブリ作品の魅力のひとつですよね!
となりのトトロのエンディングには、多くのイラストが用いられています。
そんなエンディングの中でも、水色の服を着た赤ちゃんが描かれているイラストに気づいた方もいるのではないでしょうか。
いったい「これは誰の子なんだろう?」と疑問を抱いた方も多いですよね。
さらに気になる点は、メイがその赤ちゃんをとても気にかけているということです。
子どもたちが笑顔でじゃれている様子が描かれたイラストでは、楽しげな子供たちとは少し離れたところで、泣いている赤ちゃんを気にかけるメイがいます。
さらに、サツキたちが男の子たちと何やら言い争っているイラストでも、メイは赤ちゃんと
しっかり手を繋いでいます。
メイが赤ちゃんに向ける目線はとてもやわらかく、あたたかい印象を私は受けました。
もしかすると、メイやサツキの妹・弟にあたる存在なのかもしれませんね!
『となりのトトロ』エンディングのお母さんは退院後!?
本編では病院に入院していたお母さん。
メイやサツキとなかなか会えずにいたお母さんですが、エンディングでは退院し、家族と仲良く過ごしている様子が描かれています。
タクシーから降りているお母さんに駆け寄るメイとサツキは、とても嬉しそうな笑顔を浮かべているのが見て取れますよね。
お母さんと再会できたことの喜びや、お母さんの退院をいかに待ち望んでいたかが表れていて、なんだかこちらも微笑んでしまうイラストです。
そんな三人を優しい表情で見守るお父さんも含めて、家族の仲の良さが伝わるイラストになっています。
元気になったお母さんと三人でお風呂に入るイラストがありましたね。
そして、三人で同じ布団に入りながら、お母さんがメイとサツキに絵本を読み聞かせているイラストも。
入院中には叶わなかった、思う存分お母さんに甘えている様子が伝わってきます!
お母さんの入院中には、お弁当を作るなどしっかり者のお姉ちゃんとして頑張っていたサツキ。
そんなサツキも無邪気にお母さんへ甘えている姿が描かれていて、おもわず感動しほんの少しだけうるっときてしまいました・・・。
仲睦まじい家族の様子を見ることができる、エンディングまでストーリーが詰まっている
スタジオジブリ作品は流石としか言いようがありません!
『となりのトトロ』エンディングではサツキやメイとトトロは一緒に出てこない!?
本編のなかで、最も印象に残っているシーンと言えば「あなたトトロって言うのね!」と、メイがトトロと初めて出会うシーンだと答える人も多いのではないでしょうか?
それほどまでに、本編ではメイやサツキたちと関わるシーンがとても多かったトトロ。
ところが、エンディングではメイやサツキとトトロが一緒に描かれているイラストはひとつもありません。
その理由は『THE ART OF TOTORO』という本に書かれた宮崎駿監督の言葉にありました。
ようするに、
お母さんが退院すると、安心して外で友達と遊び、ときにはケンカをしたりすることもあるでしょう。
そして、家族みんなで暮らせるようになったことで安心し、トトロのことはだんだんサツキ・メイの心から離れていき、会わなくなるだろう。
だからトトロがサツキたちと一緒に描かれているイラストは一枚も入れていない。
この言葉を見て、次のように感じました。
たしかに、子どものころ夢中だったものはだんだんとほかのものに意識が向いていく。
そして、さまざまな出来事を忘れてしまうような、誰しもが経験したことのある幼少期の意識の移ろいを感じました。
それに対し、宮崎駿監督はさらに『それでいいんだって思う。』と述べています。
ジブリ作品から感じる、時間経過の描写とそれによる寂しさに似た何かは、宮崎駿監督のこのような考えからきているのかもしれませんね。
『となりのトトロ』エンディングにもメッセージ性を持ったイラストが盛り沢山!そこから読み取れるストーリー まとめ!
いかがでしたか?
『となりのトトロ』にはたくさんの都市伝説があったりするこさも事実で、逆に考察のしがいがある作品です。
そんなところも、何年経っても愛される作品である理由のひとつかもしれませんね。
本編では描かれなかった部分がエンディングで描かれることによって、メイとサツキのその後の姿を垣間見ることができました。
エンディングにまでこだわりを持って作られているジブリ作品。
今回の記事をきっかけに、他のジブリ作品のエンディングにも注目してみては
いかがでしょうか?
『となりのトト』は私にとって、ジブリ作品の中でも特に思い出深い作品です。
幼い頃は、ずっと『となりのトトロ』を繰り返し見ていたと母が言っていました。
小さい頃と大人になった今では、また感じ方が変わってくるのがジブリ作品の魅力であると思っています。
大人になった今、となりのトトロを今一度じっくり見返したいと思いました。
みなさんも幼少期の記憶を辿りながら、となりのトトロをご覧になってみてください!
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