1989年に公開されたジブリ映画『魔女の宅急便』。
主人公キキが居候(いそうろう)するパン屋におじさんがいましたよね。
そう、あの筋肉モリモリの優しいおじさんです。
あのおじさんの名前って気になりませんか?
『魔女の宅急便』は、スタジオジブリ作品の中でも、特に人気のある作品です!
キキに部屋を貸してくれたパン屋のご夫婦は、さまざまなシーンでキキの力になってくれるステキなお二人。今回はそのパン屋の"旦那さん"について調べてみました。
魔女の宅急便|パン屋のおじさんの名前は?奥さんのオソノさんに優しい!
パン屋のおじさんのなまえは「フクオさん」です。
実はこの名前、映画『魔女の宅急便』では出てこないのですよ。
原作本である角野栄子著「魔女の宅急便」に登場していた名前です。
キキが住む家を探していたところ(自分の家の)部屋を使っていいよ!と気っ風のイイ返事をしてくれたパン屋の奥さん。
キキが嬉しさのあまり「奥さん!」と言うと「奥さんじゃないよ!このあたりじゃパン屋のオソノで通ってるんだよ」
と豪快に笑うシーンが思い出されますね。
オソノさんとは対照的に、映画『魔女の宅急便』では、あまりストーリーに絡んでくるところがない、パン屋のおじさんフクオさん。
黙々とパンを焼くだけというイメージがありますよね。
でも、ジジにウィンクするシーンや、オソノさんの陣痛が始まった時に慌てる様子など、ちょっとした仕草に「フクオさん」の優しさがあふれていて、とても好きなキャラクターです。
映画『魔女の宅急便』に登場する魅力的なキャラクターについてはこちらをどうぞ!
魔女の宅急便|パン屋のおじさんがキキへ看板(リース)のプレゼント!
一生懸命考えたキキは、ほうきに乗って荷物を届ける「おとどけもの屋さん」なら出来るのではないかと思いつきます。
自分はなにが出来るのだろう?と考えた結果です。
13歳でこんなことを考えるってすごいですね!
本人は職業が決まったことに大変喜んだ様子で、さまざまな準備に取り掛かります。
映画『魔女の宅急便』では、特にセリフがあるシーンではないのですが、キキのためにパン屋の旦那さん(フクオさん)がパンでリース型の看板を作ってくれました。
おとどけものいたします キキ
キキがそれを見て、とてもよろこびパン屋の旦那さん(フクオさん)に抱きつくシーンが印象的です。
オソノさんとフクオさんが、心からキキのことを想ってくれていることが伝わり、それに答えようと頑張るキキの姿も、見ていて逆にこちらが励まされますね。
キキの力になってくれるキャラクターといえば、こちら!
魔女の宅急便|パン屋の店名って?どんな間取りになっている?
オソノさんとフクオさんが切り盛りしているパン屋さんの名前、覚えていますか?
「グーチョキパン店」です。
お店の雰囲気にあった可愛らしい名前です!あまりの可愛らしさにクスッとほほえんでしまいました。
キキが住むことになった「グーチョキパン店」
2階の空き部屋を使わせてもらいますが、この部屋は「お店の2階」なのでしょうか?オソノさんやフクオさんはどこに住んでいるのでしょう?
印象に残るシーンを思い出しながらご紹介します!
部屋 | 場所 | シーン |
パン屋(グーチョキパン店) | 通りに面した1階 | キキがお客さんを待ちながら ヒマそうに頬杖をつくシーン |
お店の2階 |
オソノさんとフクオさんの住居 |
オソノさんがキキにコーヒーを淹れるシーン |
お店の奥(1階) | パンを焼く作業場 | たくさん並んだパンを見てキキがお手伝いをするシーン |
1階の建物の裏側 | トイレ(一度外に出る) | 朝、キキが走ってトイレに入るシーン |
お店の隣建物の2階 | キキの部屋 | |
お店の隣建物の1階 | ??? |
この「???」キキの部屋の1階部分って、物語では触れていないんですよね。
ここは「納屋」なんです。
これを知ったとき、なるほど!と思いました。
キキが初めて2階へ上がって行ったとき、床が粉だらけだった理由がコレだったんだ!と気づきました。
魔女の宅急便|モデル(舞台)となった街がある?
映画『魔女の宅急便』のモデル(舞台)となった街について、スタジオジブリの公式では
「ココです!」と言える場所はないとされています。
さまざまな街の風景を取り入れて作品が出来上がっているということなんですね!
そんな中でも映画『魔女の宅急便』で"大いに参考にした場所"とされている場所があります。
-
- スウェーデンのストックホルム
魔女の宅急便のモデルの街、ストックホルム。
『海の見える街』をBGMに練り歩いた思い出。#photography #キリトルセカイ#東京カメラ部#ファインダー越しの私の世界 #写真好きな人と繋がりたい #写真で奏でる私の世界 #写真撮るのが好きな人と繋がりたい #ストックホルム #風景 #海外旅行 pic.twitter.com/p8msIhx0d8— れんくん@深夜写真部 (@ren_photo_s) January 21, 2021
- バルト海のゴトランド島ヴィスビーの町
https://twitter.com/10tio/status/988938225275162624?s=20
キキが降り立つ街の名前は「コリコ」という架空の街です。製作にあたり、宮崎駿監督はヨーロッパをイメージしており、ご自身も前出の2箇所にはかつて仕事で訪れた街のようです。
ジブリ作品って、風景がキレイに描かれていると思いませんか?
映画『魔女の宅急便』では、キキが風に吹かれ上空からコリコの街を見下ろしたときの風景のすばらしさに、毎回観るたび心を奪われてしまっています(笑)
これ以外にも、ここが舞台?と噂されている場所があります。
- クロアチア ドゥブロヴニク
https://twitter.com/Spaceworld_jp/status/1306881895515467777?s=20
アドリア海の沿岸沿いにはオレンジ色の屋根の家が多く、コリコの街の雰囲気があります。
また、海のコバルトブルーとオレンジのコントラストが、地図を見ながらお届けものをするシーンを思い出させてくれますね。
静岡(浜松)・大分(湯布院)・福岡に『魔女の宅急便』にそっくりなパン屋さんをご紹介!
「グーチョキパン店」が実在する!と思わせるような、すてきなパン屋さんがあることをご存知ですか?
映画の世界観たっぷりの"訪れて楽し!食べて美味し"なお店ばかりです。
- 「ぐーちょきぱん」静岡県浜松市西区庄内町330
- 「キキズベーカリー」(KIKI’S BAKERY)大分県由布市湯布院町川上1503の3 YUFUIN FLORAL VILLAGE内
- 「ルーネラパン」(Lune Lapin)福岡県遠賀郡遠賀町田園1-22-5
ぜひ、訪れてみてはいかがですか?
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