『もののけ姫』山犬の名前・犬種はなに?モデルは犬じゃない!?

もののけ姫
引用:https://www.ghibli.jp/works/mononoke/
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『もののけ姫』に登場する山犬は、劇場用ポスターやDVDのジャケットにも登場し『もののけ姫』という作品を象徴する存在ですよね。

人語を解する山犬で、作中ではさまざまな呼ばれ方をしていた、このでかい犬の名前は何というのでしょう?

犬種やモデルとなった犬が何なのか気になるところ。

今回はこの山犬について、名前や犬種・モデル、そして印象的なセリフや声優さんにフォーカスします!




『もののけ姫』山犬の一族それぞれに名前はあるの?

『もののけ姫』は1997年に公開された宮崎駿監督の最高傑作との呼び声も高い、スタジオジブリを代表する長編アニメーション作品です。

公開から25年を迎える現在でも全く色あせることなく、今も鮮烈なメッセージを放っています。

この作品には森に棲む神々が数多く登場しますが、その中でもその威厳と気高さで圧倒的な存在感を示したのは山犬ではないでしょうか。

 

さて、この『もののけ姫』には3頭の山犬が登場します。

それぞれの山犬に名前はあるのでしょうか?

まずはサンが「母さん」と呼ぶ山犬の名前は「モロ」です。

モロが、アシタカにサンの身の上について語るシーンがあります。

引用:https://www.ghibli.jp/works/mononoke/

サンは人間が森を侵略しようとした際、モロの反撃を怖れて投げてよこした赤ん坊でした。

モロは実際にサンを赤ん坊の頃から愛し育んだ、育ての親だったのです。

 

モロのほかに、その子として2頭の山犬が登場します。

この2頭のモロの子に特に名前はなく、公式の書籍でも「山犬の子」と紹介されています。

名前はありませんが、サンの家族として寄り添い支え合う重要な存在です。

猩々がサンに対して「シシ神様 戦わない わしら 死ぬ。山犬の姫 平気 人間だから。」と、

サンを自分たちの仲間と認めず侮辱するシーンでは、「無礼な猿め!その首噛み砕いてやる!」と怒ります。

サンを大切なモロの一族と捉え、特別な敬意と愛情を抱いていることがわかります。



『もののけ姫』 山犬の犬種は何?モデルはいるの?

このモロの一族の山犬たちは、真っ白な毛並みが実に美しく崇高な雰囲気を讃えています。

この山犬のモデルは何という犬種なのでしょうか。

そもそも山犬とは大きく分けて二つの意味を持っています。

1つ目はニホンオオカミを指す言葉です。ニホンオオカミは 日本の本州、四国、九州にかけて広く生息していたオオカミの亜種です。

明治時代末期ごろに絶滅したと考えられています。

2つ目は日本の妖怪「送り犬」の別称です。

送り犬の伝説は地域によってさまざまで、その姿は犬であったり狼であったりします。

送り犬は夜中に外から帰ってくるとき、後ろから付いてくる犬の妖怪です。

途中、転ぶとその犬に襲われて食い殺されてしまうと言われています。

『もののけ姫』のなかでは、傷ついたアシタカをサンが介抱したのち、森を出る際に山犬の子がアシタカを森の外まで見送ってくれるシーンがあります。

食い殺そうとする「送り犬」と、道案内をしてくれる山犬の子は、意味合いとしては逆ですが、そのシーンは「送り犬」を想起させます。

また、それとは別に日本では狼を神様として祀っている神社もあり、それらのアイディアが山犬のイメージを形作っているのかもしれません。

山犬のビジュアルに最も近い犬種(狼種)はホッキョクオオカミです。

日本に生息する狼ではありませんが、純白の美しい毛並みと狼特有の気高さが『もののけ姫』の山犬そのものです。



『もののけ姫』山犬が残した印象的なセリフは?

山犬が残したセリフのなかで、あなたは何を思い浮かべますか?山犬の一族の印象的なセリフを見てみましょう。

「どうしたサン?俺が噛み砕いてやろうか?」

サンを助けるために負傷したアシタカが、サンに「そなたは美しい・・・。」と言いました。

こんなことを言われたことがなかったサンが、驚き飛び上がったとき山犬の子が言ったセリフです。

サンのそのような反応を見たことがなかったのか、アシタカを噛み砕こうかと訊きました。

サンの繊細な乙女の部分の心の動きと、そうとは知らない山犬の子の発言の温度差が面白いですよね。

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「黙れ小僧!お前にあの娘の不幸が癒やせるのか!?」

とても有名なモロのセリフですよね。

サンは人間だ、と主張するアシタカに言うこのセリフ。

人間に捨てられ山犬の子として育てたサンの不幸をアシタカが救うことなどできないだろうという母の慈悲に溢れた、モロとサンの悲痛とも言える絆を感じます。

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「お前にはあの若者と生きる道もあるのだが・・・。」

サンとモロがそれぞれ覚悟を決めて戦うために別れるシーンのセリフです。

上述の「黙れ小僧!」のセリフで、アシタカを強く制しながらもアシタカを認め、サンの心の動きを見通した母親としてのセリフだと感じます。

この後、命を落とすモロを思うと涙が込み上げてきます。

サンに頬を寄せるモロの表情が何とも慈しみ深く、人間と自然が対立せずに共に生きる道はないのかとアシタカが訴えたことを心から思うシーンです。

引用:https://www.ghibli.jp/works/mononoke/



『もののけ姫』山犬のモロの声優さんはなんとあの人!!

サンの育ての親である山犬のモロを演じたのは、あの美輪明宏さんです。

歌手、俳優、演出家、タレントとしても今も大活躍していらっしゃいます。

スタジオジブリの作品では『ハウルの動く城』の荒地の魔女役の声優さんとしても馴染み深いですよね。

神聖で気高く、サンを慈しむモロは美輪明宏さんでしかなし得ない演技だと思います。

https://ghib-mori.com/arechinomajyo-hauru-896


『もののけ姫』山犬についてのまとめ

『もののけ姫』に登場する山犬について、いかがでしたでしょうか。

山犬のモロの一族が登場するシーンはどれも崇高で美しいものばかりです。

新しく歩み出した森で、気高く慈悲深い山犬の一族とサンがその後どのような運命を辿るのかは、この作品を見る私たちに託されているのかもしれません。

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