『魔女の宅急便』の主人公キキのお父さんオキノについて、意外と知らない方が多いのではないでしょうか?
この記事では、次の内容がわかります!
オキノは名前?苗字?
魔女である娘との関係って?
オキノの温かい人柄がわかるセリフや声優さんについて
きっと読み終わる頃には、オキノの魅力を発見して、また『魔女の宅急便』を見てみたくなるのではなりますよ!
では、一緒に見ていきましょう。
『魔女の宅急便』のキキのお父さんオキノは名前!仕事は?
キキのお父さんオキノの仕事は、民俗学の研究者です。
もともと民俗学に興味があったかどうかは定かではありませんが、
キキのお母さんコキリとの出会いも、仕事に関係しています。
映画『魔女の宅急便』の中でも、キキが修行に出かけるため、
しきたりの黒いワンピースに着替えたところで、
「母さんの若い頃によく似てる」と、オキノがしみじみと発言います。
キキのお母さんコキリが修行をしていた頃に出会ったことが、このセリフから分かります!
オキノにとって、この出会いがとても良い刺激となったのでしょうね。
コキリとの関係を築きながらも、仕事に影響を与えたことでしょう。
わたしは個人的に、若い頃のコキリの姿を思い返すオキノの表情から、”修行の黒いワンピース姿”に、とても印象が強い様子を感じました。
これはオキノの一目惚れだったのではないかと思っています…!
そこから2人が結婚することになるまでのサイドストーリーがあれば、ぜひ見てみたいなぁ!と、
いろいろと考えてしまうのも、奥が深いジブリ映画ならではだなと思います。
コキリと接していく中で、魔女を含めた民俗学の研究も行うオキノ。
そうして多様性を受け入れるその姿には、現代での多様性の受け入れ方にもつながりますよね。
私たちもオキノのように、人間であっても、魔女であっても受け入れる優しさを、いつまでも持ち続けたいものです。
ちなみに
オキノは日本だと苗字と捉えがちですが名前です!
キキのお父さん”オキノ”の印象に残るセリフは?
キキのお父さん”オキノ”は、その優しさからファンも多いキャラクターです。
見た目からの優しそうな雰囲気も感じますが、なんと言ってもセリフが印象的!
その中から心に残るセリフをご紹介していきますね!
キキが魔女のしきたりの服に着替えた後、オキノに高い高いをリクエストします。
すぐに高い高いしようとしたオキノですが、思ったよりもキキが大きく成長しており、
昔のようにはいかず、手の位置を変えて重心を確認してから抱っこしなおしていました。
「いつの間に、こんなに大きくなっちゃったんだろう?
うまく行かなかったら、帰ってきてもいいんだよ」
オキノは、思わずそう口にしていました。
このセリフこそ最も印象に残る、父親の愛情でいっぱいだと思うのです!
昭和のお父さんであれば、心を鬼にして「しっかりやって来い!」などと、ぶっきらぼうに言うところですよね。
でも現在は令和の時代。
このセリフにこそ、子育てのお手本が詰まっていますよね。
いろいろなことに挑戦し、自分と向き合っている娘。
そんなキキに対し、本当の自分を見つけて成長していってほしい!と願っていることでしょう。
その反面、待ち受ける試練に心が折れてしまいそうなコトも想像にたえません。
逃げ場としてのホームを、いつでも作って待っているよ!と、安心させてあげられる余裕…。
なんてスマートなんだと思います。
もちろんその背景には、キキのお母さんであるコキリの存在が大きいでしょう。
自分自身も魔女であり、修行をしてきた身です。
キキを一人前の魔女にするために、娘を必ず修行に送り出してあげなければならないのです。
育て上げる責任の中ですから、やはり魔女のことに関しては妥協してこなかったと思います。
そんな中で、もし修行に失敗したとしても、娘がとってもかわいいオキノ。
もちろんオキノは魔法も使えません。
だからこそ、失敗したとしても、また何度でも挑戦したら良いし、
魔女としての生き方ではなくとも、人間としても生きていけるんですよね。
これこそまさに、オキノの仕事も関係してくるところです。
民俗学を研究してきたからこその多様性を、最大限に伝えるメッセージだと思いました。
オキノにとって、仕事にするほど関心のある存在の”魔女”。
でもそれが娘ともなると、やっぱり父親なんですね。
目に入れても痛くないのです!
キキとお父さん/2人の親子関係から学ぶこと
キキと、キキのお父さん”オキノ”の親子関係は、とても仲良しですね。
この仲良しな関係は、現代の親子関係にも通じるところがあります。
オキノが考える親子関係は
子どもの個性を伸ばしながら見守って、優しく育てていきたい
これに尽きるように感じています。
キキは13歳ですが、どうでしょう?
やはり少し幼い部分があるためか、父親との壁も全く無く
「なんでこんなに天真爛漫なの?」と思ってしまうほど純粋です。
実際、映画の中でもキャンプに行こうとキャンプ道具一式を借りてきていたシーンがありましたね。
その予定が修行への出発で、キャンプ道具が必要ではなくなってしまいます。
…でも、オキノは全く、怒ったりしないんですよね。
それどころか「こりゃいかん!」といって、あわててご近所さんに電話をかけに行く姿は、
キキのことが何よりも一番大事なのだなと感じます。
また、魔女のしきたりの黒いワンピースに着替えた後のシーンを思い出してください。
キキが修行にお父さんのラジオを持っていきたいと、お母さんにお願いする場面。
きっと日頃から、オキノのあの赤いラジオは、キキによって持ち出され…というよりも、
ほぼキキの物になっていた様子が伺えました。
お父さんのラジオを持って行くことに、やれやれ…と言った表情で許してくれるお母さん。
厳格な魔女の修行も、時代や個性によって自由度が出てきたのも、
日頃からキキの純粋な性格を大事にしてくれていた、オキノとコキリのおかげですね。
『子育てで”手”が離れても”目”を離すな』と、昔から言いますよね。
監視するという意味ではなく”目”で温かく見守り
「失敗しても、いつでも戻ってきていいんだよ」と言える存在でいたいものです!
『魔女の宅急便』のキキのお父さん”オキノ”の声優さんは?
『魔女の宅急便』のキキのお父さん’"オキノ"の声優さんは、三浦浩一(みうら こういち)さんです。
三浦浩一さんは、俳優としても有名。
なんと声優のお仕事はオキノの声のみ。
しかも、ジブリの仕事がしたくて立候補したんです!
とてもびっくりしますよね!
オキノは、表情はもちろん、着ているベストがオレンジ色と温かみを感じる要素がたくさんあります。
ですが、もちろん優しさを感じる最後の仕上げは、三浦浩一さんの声ならではだと思うのです。
ジブリ映画では、よく声優経験の無い方を声優さんとして起用していることがあります。
そのジャンルはさまざまで、全く違う職業の方や、俳優さんや女優さんなど多岐に渡り、
宮崎駿監督は声のイメージも大切にしていることが分かりますよね!
ここで、もう少し三浦浩一さんのことをご紹介したいと思います。
三浦浩一さんは、1953年12月4日生まれで、鹿児島県出身の方です。
所属事務所はアンセム、息子さんも俳優として活動しています。
三浦孝太さん、三浦涼介さんですね!
声優としては、オキノの役だけを演じた三浦浩一さん。
あの優しい雰囲気を見事に演じていた三浦浩一さんの俳優としての出演情報も気になりませんか?
少し調べてみました。
デビュー作は1977年に公演された舞台『黄色いリボン partⅡ』です。
24歳の時でした。
舞台でデビューだなんて、さすが演技派ですよね。
その後、代表作に『風神の門』『多摩南署たたき上げ刑事・近松丙吉』『炎立つ』などのドラマを始め、映画、Vシネマ、CMなど、活動は多岐にわたります。
多彩な活動をされている三浦浩一さん。そんな中、唯一の声優さんのお仕事がオキノでした!
これはファンの方にとっても、貴重な事実です!
わたしも、オキノを演じた三浦浩一さんの作品が気になってきました。
ドラマを始め、三浦浩一さんの作品をもっと見てみたい!という方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
『魔女の宅急便』のキキのお父さん”オキノ” まとめ
いかがでしたか。
ジブリ映画『魔女の宅急便』のキキのお父さん「オキノ」についてご紹介しました。
・オキノは子どもの個性を伸ばしながら見守るパパ
・オキノの声優は、三浦浩一さん
現代の子育てのヒントもたくさん教えてくれるオキノ。
まさに、育児のお手本イクメンパパ!
私たちも、彼に教えてもらった大切な心を胸に見守り、苦しい時の逃げ場をいつでも用意してあげられる…
子どもにとって、そんな存在でいたいものですね!
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