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『魔女の宅急便』ジジが喋らない理由、公式・原作では?年齢や性別、声優はだれ?最後の言葉とは?

魔女の宅急便
引用:https://www.ghibli.jp/works/majo
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『魔女の宅急便』の最大の謎。

なぜ黒猫のジジが魔女見習いキキと話せなくなるのか。

ジブリの公式見解原作両サイドからその理由について迫ります

『魔女の宅急便』といえば、学校の図書館や公民館の本棚で必ず目にするほど、児童書として有名なお話です。

ジブリ作品の『魔女の宅急便』を見てから原作の本『魔女の宅急便』を手に取った経験がある人も多いことでしょう。

作者である角野栄子さんのプロフィールにも『魔女の宅急便』が代表作として紹介されています。

ジブリが『魔女の宅急便』を映画化するにあたって、最初はキキが旅立つシーンで木の鈴を鳴らすことのみが条件でした。

しかし、角野栄子さんにとって『魔女の宅急便』はとても思い入れのある作品。

原作から大きく外れたストーリーにならないことも条件に加わり、現在の『魔女の宅急便』が作られました。

映画の『魔女の宅急便』でも重要な役割を担うジジ。

ジジの最後の言葉とは?
じつはジジの声優はあのキャラクターと同じ人!
ジジの性別や年齢は?
キキとの関係について

など、さまざまな角度からご紹介します。

ジジに詳しくなれば、『魔女の宅急便』がさらにおもしろくなることでしょう。



『魔女の宅急便』ジジが喋らなくなる理由 公式では?

ジジは、魔女見習いの主人公キキと喋れる黒猫の相棒として『魔女の宅急便』の冒頭から登場します。

しかし、ジジは突然、物語の途中から話せなくなります。

話せなくなった理由について、宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーは「キキが変わったからである」と語っています。

キキが変わったということは、つまりキキが成長したということです。

そして、もう1つ明らかになった衝撃の事実は、ジジの声はキキ自身の声だったことです。

キキはずっと、自分自身の心の声であるジジに話しかけることによって、思考を整理していたんですね。

この事実は、ジジが話せなくなったのではなく、あえて話さなくても自己解決ができるようになったということを意味しています。

x.com

 

そもそもキキが地元を離れて新しい町を見つける目的は、一人前の魔女になるためでした。

ジジと話さなくなったことで、魔女見習いから一人前の魔女に近づいたことを表していると言えるでしょう。

確かに、よく小さな子どもが一人で喋っている姿を見かけることがあります。

しかし、思春期を迎えた子どもは一人で話しながら歩いたりしません。

ジジというキャラクターで、キキの内面的な成長を描いているとは、奥が深いですね。




 

『魔女の宅急便』ジジが喋らなくなる理由 原作では?

ジブリの『魔女の宅急便』は、角野栄子さんの『魔女の宅急便』が原作。

児童書として、さまざまな言語に訳されている、世界的にも有名な物語です。

原作の中では、黒猫のジジが喋らない理由として「魔女が恋をすると一緒にいる黒猫と喋れなくなる」と書かれています。

映画の『魔女の宅急便』で主人公のキキは、新しい街で出会った男の子、トンボのことを初めはあまりよく思っていません。

しかし、終盤では二人が仲良くなった姿が描かれています。

ワクワクドキドキの恋の始まりですね。

また『魔女の宅急便』の原作で語られた、ジジが喋らない理由の一文には続きがあります。

魔女が誰かに恋をするということは、新しい相手(ジジのような相棒)を見つけた証拠だということです。

そして、猫自身も新たな相手を見つけに出かけるという流れになっています。

実際に、映画の『魔女の宅急便』でも、ジジの新しい相手として白猫のリリーがしっかりと登場します。

おもしろいことに、トンボとリリーはとてもよく似ている伏線が張られています。

キキとジジが新しい相手に出会うタイミング。

同じような微妙な第一印象。

そして、同じような心境の変化で描かれているのです。

ジジが喋らない理由は『魔女の宅急便』の映画でも原作でも「成長」と「恋」の両方だと解釈できるでしょう。

ジジの恋人については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。

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『魔女の宅急便』キキとジジの関係に迫る!ジジは何歳で性別はどっち?

『魔女の宅急便』では、魔女の家庭に子どもが生まれると、同じ頃に生まれた黒猫を子どものパートナーとして迎え入れる風習があります。

私たちからすると、黒猫のジジは魔女見習いキキのペットのような感じもしますよね。

ところが、ジジはキキのペットではありません。

いわゆる使い魔なのです。

一般的に使い魔は、魔女あるいは魔法使いと主従関係にあります。

つまり、何でも言う事を聞く下っ端の存在です。

しかし『魔女の宅急便』において、ジジは、キキに絶対的に従っている姿は描かれていません。

どちらかというと、キキがジジに頼っているようにも見えます。

このことから、ジジはキキのパートナーと言って良いでしょう。

ジジは常にキキの良き相談相手として、物語の中で重要な役割を担っていますね。

そんなジジは、オスの13歳

キキと同じ年齢でわかりやすいです。

 

一応、動物という面からもジジを見てみましょう。

ジジは黒猫なので、ネコ科に分類されています。

猫の年齢を人間の年齢に換算すると、人間界ではなんと68歳。

おじいちゃんです。

一通りの経験を積んだベテランということになります。

ジジの口調にどこか兄貴っぽい雰囲気が出ているのは、この猫年齢が理由なのかもしれません。

ただし、あくまでもジジは使い魔。

こちらの計算方法が適応されるかどうかはまた別の話です。

宮崎駿監督によると、ジジは人間の年齢で13歳。

まだまだ少年というわけです。

使い魔は実年齢ではなく、パートナーの成長に合わせて成長していくのかもしれませんね。




『魔女の宅急便』ジジの最後の言葉とは

黒猫ジジ『魔女の宅急便』での最後の人間の言葉は、ジジが魔女見習いキキに白猫のリリーを紹介するシーン。

「リリーっていうの。今行く。」

ジジはキキに新しくできた近所の猫友達、リリーを紹介します。

一方、キキは新しい街コリコで出会った1つ上の少年、トンボの家へ配達へ行く前でした。

このセリフを最後に、ジジは人間の言葉を話さなくなります。

ジジがキキと人間の言葉で話さなくなった原因は、キキの変化です。

このシーンでは、キキもジジも新しい環境に慣れ始めていることが描かれていますね。

キキの変化、つまり成長の第一歩が現れているシーンです。

また、『魔女の宅急便』でのジジの最後の言葉は、記者に囲まれてキキの肩にのっているシーン。

「ニャー。」

引用:https://www.ghibli.jp/works/majo

ジジがキキにリリーを紹介した後、物語の最後までジジは人間の言葉を話しません。

最後は猫語で終わるのです。

このセリフは、飛行船から落ちてきたトンボを助けた直後。

キキは地元の記者たちに囲まれ、突撃インタビューを受けます。

そしてインタビュー中に、ジジが鳴きます。

あたかもジジがキキの成長を見届けたかのようですね。

今後も人間の言葉を話さないことを示唆しているかのようにも捉えることができます。

 

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『魔女の宅急便』ジジの声優はあのキャラクターと同じ声の主

『魔女の宅急便』黒猫のジジを担当した声優は、佐久間レイ(さくま れい)さん。

ジジが人間の言葉を話す際のセリフを担当しています。

一方、猫語を話すジジは、佐久間レイさんではなく、本物の猫の声です。

佐久間レイさんは、40年ほど声優として活躍されている大御所。

佐久間レイさんがこれまでに演じたキャラクターは、一度では紹介しきれないほど多岐にわたります。

人間はもちろんのこと、動物や精霊、機械や海の生物など、未経験の生物はいないのでは?と感じるほどです。

ここで、佐久間レイさんが出演された、誰もが知っているアニメを一部ご紹介しましょう。

『それいけ!アンパンマン』
『名探偵コナン』
『ポケットモンスター』
『ドラえもん』

いかがでしょうか。

日本に住んでいたことがある方であれば、一度は見たことがあるはずです。

特に『それいけ!アンパンマン』を見てみると、佐久間レイさんの多彩な才能を目の当たりにすることでしょう。

作品中では、主にパン工場でお手伝いをしているバタコさんを初期から担当しています。

そして『それいけ!アンパンマン』の中で名前を挙げきれないほどの様々なキャラクターも多数担当。

じつはバタコさんと一緒に登場しているシーンもあります。

同時に別のキャラクターを演じているとは驚きです。

どのキャラクターを比べても、同じ人が演じているとは、全く気づきませんね。

ジジとバタコさんの声の主が同じだと考えると、やはり声優という職業は興味深いです。

 




『魔女の宅急便』ジジのまとめ

いかがでしたか?

黒猫のジジは、魔女見習いキキのパートナー。

ジジが人間の言葉を喋らなくなる理由は、少し切なくも感じますね。

『魔女の宅急便』の人気は、物語だけではありません。むしろ、ジジのとてもかわいらしい姿やツンデレの性格に惹かれている人の方が多いかもしれません。

なぜジジに惹かれるのか。

それは日本人にとって猫が身近な存在だからでしょう。

日本では、昔から黒猫は「福猫」として、幸運を呼ぶ存在で大切にされていますね。

そもそもなぜ猫?と思ったことがある人はいませんか?

猫は人間とは違い、夜でも目が見えることから「先が見える」「見通しが良い」ことが由来とされています。

現在でも幸運を呼ぶ猫、魔除けや商売繫盛の猫としてその地位は揺らいでいません。

『魔女の宅急便』はキキの新しい門出を描いた作品。

黒猫のジジがキキを見守る存在としてピッタリというわけです。

次回はぜひジジ目線で『魔女の宅急便』をお楽しみください。

また、新しいことに挑戦する前に『魔女の宅急便』を見るのもおすすめです。

きっと一歩踏み出す勇気がもらえることでしょう。

 

『魔女の宅急便』をさらに楽しめる情報はこちら!

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