魔女の宅急便|絵描きのウルスラが描いた絵にはモデルがあった!

魔女の宅急便
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映画『魔女の宅急便』で、ジジとそっくりなぬいぐるみを森で拾った、絵描きの女の子のことを覚えていますか?

私の印象は、とても"シャキシャキした"感じのイイ、見ててとても気持ちのいい子だなぁとの印象を持っています。そして、この女の子の名前が「ウルスラ」ということを知らずに物語を見ていました(汗)。

今回は、キキにとって"人生のチョット先輩"である絵描きのお姉さん(ウルスラ)についてお伝えします。



魔女の宅急便|絵描きのかわいいお姉さんの名前はウルスラ

実はこの名前、劇中で呼ばれることはなく、出てこないのです。

ウルスラという名前を知ったきっかけは、もういい加減DVDを擦り切れるほど観た我が家の子どもが、今度は「絵本が欲しい!」と言い出し、そこでやっと!お名前を知るに至るのでした。

キキにとって、ウルスラはとてもいい関係の「お姉さん」。信頼できる人に出会えるのは、人生でそう何度もあることではないですよ。

思春期に向かおうとしているキキに、さまざま刺激を与えてくれている重要なキャストです。


魔女の宅急便|絵描きウルスラの絵にはモデルがある!曲もイイ!

キキをイメージして描いたというウルスラの絵、とても神秘的な感じで素敵ですよね。

この絵、実はモデルがあるのです。

モデルとなったのは「星空をペガサスと牛が飛んでいく」という作品で、青森県八戸市立湊中学校養護学級の生徒数名が製作した木版画です。

版画作品だったんですね〜

 

宮崎駿監督がとても気に入ったというこの作品は「虹の上をとぶ船 総集編II」に収められており、4枚の版画を生徒14名が共同で製作した作品の一部が映画でウルスラの絵として使われました。

この作品の完成が1976年10月とのこと。

1976年当時は版画教育が盛んな時期で、製作した生徒が宮崎駿監督の奥様である宮崎珠美さんのお父様、大田耕士氏(日本教育版画協会委員長)の教え子だったということも、映画に登場するきっかけとなっているようですね。

私も学生の頃、彫刻刀を使う授業がありましたが、青森県は特に版画教育に力を入れていた地域だったようですよ。

ちなみに、

宮崎駿・珠美ご夫妻の次男である宮崎敬介さんは、版画作家です。まさに芸術一家!なのですね。

 

さて、ウルスラの絵に戻りますが(汗)、

キキが初めてウルスラの絵を目にしたシーンで流れる音楽を覚えていますか?

題名は「神秘なる絵」。私はこの曲が大好きです。

久石譲さんがお作りになった曲ですが、この曲によって絵の神秘さが更に増していますよね。

久石さんの曲は、いつも映画にピッタリなものばかり!これには宮崎駿監督とのいろいろなやりとりがあってのこと。

久石譲さんの作曲秘話についてはこちらもどうぞ!

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絵描きウルスラの絵|本物に触れるキキ

劇中で、キキがウルスラの絵を初めて見た時に「すてき・・・」と言いながら、心を奪われる表情をするのですが、私はその表情がとても印象的です。

この作品は、ウルスラの精気が伝わるような作品だと私は感じました。

宮崎駿監督がモデルとなった木版画作品を目にした時も、このような感覚になったのではないかと、勝手に推測してしまうほどです。

そしてキキは初めて"本物(精気のこもったもの)に触れた"ような感覚にとらわれます。

私は、これも成長のひとつの糧になっていることを感じました。

 

キキは、この絵のモデルが自分であると教えられたとき、ウルスラに「私こんなに美人じゃない」と恥ずかしがるシーン。

出典:https://www.ghibli.jp/works/majo/#frame

キキの様子が、なんとも可愛らしいですよね!

でもウルスラが、なぜ自分を描こうとしたのか?キキとしてはとても興味が沸いた、というよりは不思議で仕方がなかったのではないかと思います。

この頃は、飛ぶことができなくなり自信をなくしていたところですからね。

 

"自分が自信をなくしているときに、人は自分に対してこんな見方をしていたんだ"

なんてことに気づいたキキが、大きな心の扉を開き始めているという思い出深いシーンです。

 

そしてこの夜、2人は深〜い話をします。

出典:https://www.ghibli.jp/works/majo/#frame

この時の2人の会話は、子ども、大人、どちらの心にも届くセリフばかりです。

この深さがジブリですよね。何度観ても心がリセットされる気がします。

そしてキキの心が成長していくのです。

 

ひとりっ子であるキキにとって、ウルスラは"何でも相談できるお姉さん"として、とても信頼関係を深めていきますよね。

子どもが成長していく過程で、親やクラスメイトには相談できないことが出てくるのは当然あると思うのです。そんなときに必要なのは"第三者的関係"にある親身に悩みを聞いてくれる人なのではないかと感じています。

キキにとってはそれがウルスラであり、言い換えればウルスラが数年後のキキの姿なんですよね。



魔女の宅急便|絵描きの女の子 ウルスラは何歳?

ウルスラは18歳です。ちなみに、キキは13歳。

劇中ではウルスラに悩みを聞いてもらっているキキですが、自分が5年後ウルスラのような"軸をしっかり持った女の子"となりイキイキと過ごしているだろうか?と不安な気持ちでウルスラと一夜を過ごしたかと思うと、なんだか可愛らしい。

キキにとってウルスラは"5年後の目指す自分"ってこと。

 

映画『魔女の宅急便』で登場するさまざまな年代の女性は、キキの将来の姿として描かれているようです。



まとめ

・ウルスラの名前は劇中では出てこない。
・絵のモデルは青森県八戸市立湊中学校養護学級の生徒が製作した木版画の一部。
・ウルスラの年齢は18歳。キキ(13歳)より5歳お姉さん。



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