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となりのトトロ|お父さんの仕事や年齢は?声優は棒読み?

となりのトトロ
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スタジオジブリ作品のキャラクターで「だれ推し?」と聞かれたら、私は迷わず『となりのトトロ』のお父さんと答えます(笑)。

とても素敵なお父さんですよね!兄弟ではなく"姉妹の父親"ってイメージがピッタリなお父さんです。

妻の入院中、仕事をしながら家のことも切り盛りするなど、さぞ大変な状況だろうに、子どもたちに対してはいつも穏やかに接しているお父さんです。

今回はイケメンなイクメン!『となりのトトロ』のお父さんについて、職業や年齢そして声優が棒読み!と言われている件についてもお伝えします。

では一緒に見ていきましょう!




となりのトトロのお父さん|声優は糸井重里さん

映画『となりのトトロ』のキャッチコピーを担当した、糸井重里(いとい しげさと)さんが、サツキとメイのお父さん役を務めました。

ネット上でも、このキャスティングが意外!って声があがっていますよね。

糸井重里さんは、いまや"ほぼ日"の社長として有名ですが、当時はコピーライターとして活躍されていましたよね。

私はこの"コピーライター"という職名を糸井重里さんで知りましたよ(笑)。

ではなぜ、コピーライターである糸井重里さんが、スタジオジブリ作品の声優を務めることになったのでしょうか?

その経緯については"コピーライター"という糸井重里さんの職業が大きく関係しているようです。



となりのトトロのお父さん|糸井さんへは宮崎駿監督がお願いした!

サツキとメイのお父さんの声は、いまや糸井重里さん以外だれも想像がつかない!と感じるほどピッタリな声ですが、どんな印象を受けましたか?

私が糸井重里さんの声からイメージしたのは"子どもの心に寄り添える気持ちを持っているお父さん"でした。

実は、この糸井さんのキャスティングは、宮崎駿監督からの要請だったようですよ。

その当時の様子が「ジブリの教科書3 となりのトトロ」に記されています。

映画公開一年前の1987年7月下旬、キャッチコピーの打ち合わせで、糸井さんが娘さんを連れ立ってスタジオジブリを訪れました。

その時の糸井さんの"お父さん"としての振る舞いが宮崎駿監督に印象付けることになります。

その後、当時お父さん候補者の声を聴いても、なかなか適任者がいない状況となっていた音響監督の斯波重治(しば しげはる)さんのもとへ、宮崎駿監督から「糸井さんはどうですか」と提案があり、正式決定したという経緯があるようです。

また、宮崎駿監督がサツキとメイの父親役に求める声については"子どもと友達でいられるお父さん"という条件であったため、いわゆる普通のお父さんのイメージとはズレがあったということも、糸井さんの起用に繋がっているようです。

たしかに、この時代のお父さんとしては、友達感覚のあるお父さんですよね。

家事も遊びも一緒に子どもたちと楽しみながらやっています。

子どもの気持ちを尊重するお父さん

メイがトトロに会ったというシーンでは、うそじゃない!と頑張るメイに「森の主に会ったんだよ」と、子どもの気持ちをしっかり受け止めながら、この次に起こるであろうワクワクも残してあげています。

私がこのお父さん素敵だなぁと感じたのは、このシーンがきっかけでした。

また、自分はこんな声がけを普段子どもにしているだろうか?と"痛いところを突かれた感"があったことも事実です。

ジブリ作品は、こんな日常の会話一つでも、心に深く入ってきますよね。まさしく"大人の心に効くジブリ"です。


となりのトトロのお父さん|名前や仕事、年齢を紹介

では、サツキとメイのお父さんをご紹介しましょう!

名前 : 草壁タツオ(くさかべ たつお)32歳 

職業 : 考古学者、大学の非常勤講師、翻訳(中国語)

すごいですよね!仕事を三つも掛け持ちしています。そして翻訳のお仕事は生活費を稼ぐためとのこと。

入院中の奥さんに代わって、家計のことや家事全般もこなしていることが、ネット上でも"イクメン"との声が多いのでしょうね。

お父さんの書斎にはたくさんの書物が山積みにされていますが、その中には"森と農耕(II)"と背表紙に書かれた書物も見受けられます。なんでも、縄文時代に農耕があったという仮説を立証するために日夜、研究しているとのこと。

勝手な推測ですが、何かふと考え出したら、止まらずにずーっと深ーく考えていくタイプなんでしょうね。

サツキのお弁当の日を忘れるほど、研究に没頭する姿に、思わず納得です。

2020年以降、新型コロナウィルス感染拡大に伴い"リモートワーク"や"在宅ワーク"と言われるようになりました。

なんでも『となりのトトロ』のお父さんは、講師を務める東京の大学へ出向くのは週2回だったとか。それ以外の日は書斎に籠って研究ってことは、すでに昭和の時代に"在宅ワーク"をしていたんですね。

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このような詳細な裏設定は、宮崎駿監督の作品にはたくさん見受けられます。お父さんの職業については次のように語っています。

「初めはそんなに長いものになるはずがないと思っていたので60分くらいの作品になると思ってたんです。それが、企画が決まった段階で90分になっちゃった(笑)。それは必然的に生活マンガにしたので増えたんです。引っ越しから始めたからですね。はじめは社会的な広がりのないところで、子どもが雑草だらけの庭で遊んでいるという風景を思い浮かべていたんだけど、映画になると、やっぱり社会的な広がりとか、父親の職業とか、どうしてこの家に来たのかとか、いろいろ思い浮かべるでしょう。それを組み立てていくと、必然的に長くなるんです」(宮崎駿)

THE ART OF TOTORO

宮崎駿監督の想像力って、凡人代表の私には想像がつかないレベルです(笑)。

映画の尺の関係から、さまざまな設定が広がっていき、それがしっかりと辻褄が合うって、やはり天才の成せる技です!



となりのトトロ|お父さんに似ているのは、サツキ?メイ?

ところで、サツキとメイ、お父さん似はどちらだと思いますか?

宮崎駿監督が描くイメージボードには、サツキがお母さん似メイがお父さん似と記されています。

お母さんの年齢は設定がないのですが、サツキは小学四年生の設定なので、お父さんが22歳のときに第一子を授かったということになりますね。

お母さん(草壁 靖子)について、イメージボードには次のような記述がみられます。

かしこい、知的な女性 周囲の反対をおしきって学生結婚した行動力 サツキの性格は母ゆずり

学生結婚だったんですね。反対を押し切ってまでの行動力というと、なんだかこれまでのイメージと違うように感じてしまいますが、劇中での子どもたちに接する様子は、お父さんもお母さんも、いつも穏やかでとても素敵です。

ちなみに、宮崎駿監督が描く女性は、いつも知的で凛としているイメージだと感じているのですが、みなさんはどんな印象をお持ちですか?なんでも"宮崎駿監督のお母さん"をイメージして描かれていると、鈴木敏夫プロデューサーは語っています。

 

変わって、お父さんに似ているメイは、庭で小トトロ、中トトロを見つけて、わき目もふらずに追いかけていく姿にお父さんを感じさせますよね。イメージボードにも次のように描かれています。

メイ 父さん似 無口、ガンコ、人みしり、無愛想、熱中タイプ

サツキが学校に行ってから「おとうさん、お花屋さんね」といって、ままごとの相手をするふたりの様子は、とてもいいコンビに見えます。

キャラクター設定が決まっていく過程を知ることで、さらにジブリ作品の魅力に気付かされちゃいますね!

まとめ

・『となりのトトロ』父親役のキャスト声優は、コピーライターの糸井重里さん。
・キャスティングは宮崎駿監督からの要請によるものだった。
・名前は、草壁タツオ(32歳)
・仕事・職業は、考古学者、大学の非常勤講師、翻訳(中国語)
・サツキはお母さん似、メイはお父さん似

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