銭婆(ゼニーバ)の名言はこれ!湯婆婆との違いや髪留めについても

千と千尋の神隠し
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スタジオジブリの代表作品『千と千尋の神隠し』は、いまや世界的にも有名な映画です。

その中でも、銭婆(ぜにーば)は妹の湯婆婆(ゆばーば)と違い、人情味あふれる"優しいおばあちゃん"という印象です。

我が家の子どもも幼い頃は、かなり!インパクトのある、この二頭身のキャラクターを『怖い』といって、しばらくDVDを観ることはしていませんでした。

それが成長とともに、ストーリー展開を楽しんで観るようになってからは「あっ!湯婆婆のお姉さんだ」とニコニコしながら観ています。

そして"優しいおばあちゃん"は、千尋と一緒に沼の底へ行ったカオナシを温かく受け入れ、自分の元で手伝いをするよう引き取ります。

カオナシについては、こちらをご覧ください

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銭婆は、油屋を経営している湯婆婆の双子の姉です。銭婆はストーリーの中盤から登場します。

実はこの銭婆、もともと設定されていないキャラクターでした。

それがストーリーを進める上で、キャラクターをもう1人登場させる必要が出てきたこと、そして新しいキャラクターを作り出せるような時間的余裕がなかったことなど、諸般(映画を作る大人のひと)の事情から、

宮崎駿監督がある日「湯婆婆は双子だったんですよ!」と言い出した、という裏話があるようです。

おもしろいですね。

また、キャスト声優を務めた夏木マリさんは、当初、湯婆婆は双子だったということを知らずに演じていた!などなど、びっくりするような裏話もあります。

今回は、我が家もみんな大好き『銭婆』についてお伝えします。



銭婆(ゼニーバ)の名言はやっぱりこれ!

「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで」

千尋がハクや両親を助けたい一心で「沼の底」へ行き、銭婆の家でお茶をいただいているシーンでのセリフです。


私はこのセリフを聞いたとき、自分がこれまでの人生で影響を受けている人(受けた人)を必死で思い出したことを覚えています(笑)。

 

千尋は、銭婆に、

ハクのこれまでの悪行について誠意を持って謝りました

そして「ヒントが欲しい」と銭婆にお願いしました

そこから、千尋はハクのことを思い出していくんですよね〜

あぁ、そして感動のあのシーンへ!!(泣)

 

さて、みなさんは、銭婆のこのセリフをどのように捉えましたか?

私は、"自分で考えることが大切だよ"と千尋に伝えているのでは考えました。

そしてそれを「自分で考えてみたら?」ではなく"思い出せないだけで"という言い回し。

深いなぁって。

正直私もこのセリフで、自分のことを必死に考えましたから(笑)。



子どもと一緒にこの映画を観ていると、親として学んで欲しいことがたくさんあるのですよ!

その中で、

誠意を持って謝ること

教えて欲しいと素直に言えること

これって人として大事なことですよね。

千尋は、この人間として大切なことを、油屋でのさまざまな問題をクリアしながら、考え・気づき成長していくわけです。

そしてその成長ぶりを銭婆は嬉しくも感じていたのだと考えました。

だからこそ、

"もうあなた(千尋)は自分で思い出せる力があるよ"と伝えているのだなぁと。

 

ジブリ作品=メッセージ性の高い作品ですが、この「千尋が千となり千尋に戻るまで」の少女の成長過程の描きかたが、子どもの心の育ちのエッセンスになっていることが、すばらしいと思うのです!

いやはや(汗)、銭婆の名言でつい熱く語ってしまいました。

 

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銭婆(ゼニーバ)と湯婆婆の違いはどこ?2人の正体とは?

先ほども触れましたが、銭婆の誕生は"諸般の事情"からです。ですので、先に登場している湯婆婆と銭婆の"外見上"の違いをちゃんと描いているか?というと、そうではなさそうです。

まぁ「服装に隠れた胸元にあるイボの数が違う」なんて話もあるようですが。

 

2人の違いを挙げるとしたらやはり性格ですよね。

湯婆婆は姉の銭婆が認めるほどの「欲深な人」

そして湯婆婆は銭婆について「性悪女」と劇中で話しています。

 

そんな中、私は千尋と話す銭婆のセリフに、おやっ!と感じました。

私達2人で一人前なのに気が合わなくてね。

2人で一人前ということは、もともとこのキャラクターは"一人の人間の心に潜む二面性"を描いているのでは?と。

いろいろな側面から、考えを巡らせることができる作品って、ジブリならではですよね〜



キャスト声優の夏木マリさんは拍子抜け?

では、キャスト声優を務めた夏木マリさんは、二人の声を変えていたか?どうか?ということが気になりませんか?

実は、夏木マリさん、魔女を演じると聞いて、いろんなパターンの声を準備し収録に臨んだようです。

ところが、宮崎駿監督からこのような指示があったそうです。

「油屋を守るおばさん、子ども(坊)を可愛がるおばさんで!!(お願いします)」

これには拍子抜けしたようで、収録までに自分が考えてきた魔女のパターンを一蹴されたとのこと。

しかし夏木マリさんにとっては、このエモーショナルな(心に深く気持ちが伝わってくるような)アドバイスがとても良かったと語っています。

たしかに!

湯婆婆は「油屋の経営と子育て」いまで言うワーキングマザーなワケで、おしゃれに気を抜かないし、私から言わせてもらうと、すばらしいボスであり母であります。

ところが、お姉さんの銭婆にはコンプレックスを持っているんですよね〜

 

さて、この夏木マリさん、湯婆婆と銭婆にピッタリの声ですよね〜

どうやら他の候補者は挙がらず、最初から「夏木マリさんで」という流れでお声がかかったようです。

そして、ご本人は、湯婆婆も銭婆も同じ声で演じたと語っていますが、なぜか?違うように聞こえるんですよねぇ〜とも話されています。

くわしくはこちらをお聞きください!

鈴木敏夫さんと夏木マリさんのお話しがとても面白いですよ

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0 - 鈴木敏夫
EVERY SUNDAY / 23:00〜23:30

そして、舞台『千と千尋の神隠し』では、リアル湯婆婆が実現します!

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銭婆(ぜにーば)からもらった髪留めに込められた思いとは?

銭婆が、千尋のために編んでくれたハンドメイドの髪留め。

湯婆婆の部屋とは違う、銭婆の質素なお宅にドキッ!としたところに、糸を紡ぎ何を作ってるのかなぁ?と思えば、千尋のために手作りのものをなんて!ますますドキドキして観ちゃいました。

これって、まるで母親感覚だなぁって。

はい!私も涙をオンオン流しながら観ました(笑)




そして、髪留めを渡すときには、こんな声がけが。

魔法で作ったんじゃ何にもならないからね。

これには、銭婆のどんな思いがあったのでしょう?

私は、こんなふうに考えました。

10歳の少女が、油屋でのさまざまな経験を積み成長していくなかで、

「千尋から千になり千尋に戻る」という経験をしました。

これは、決して忘れてはならない経験ですが、いつしか「あれは夢だったのかな?」と感じてしまうこともあるかもしれません。

これからの人生、辛いこと・苦しいことに遭遇したとき、髪留めを見ることで千尋が「あのとき、あれだけ頑張れたんだから大丈夫!」という気持ちを忘れずにいて欲しい!そんな銭婆の気持ちがあったのではないでしょうか?

10歳の少女が、物語のラストを迎える頃には、凛とした姿でいることがとても嬉しく感じます。

子どもは、自ら考えどのようにしたら解決できるか?と考える力を持っているんですよね。大人はついつい指示しがちですが。

それを今は大人が「アレだめ、コレだめ、アレしろ、コレしろ」と言ってばかりのような気がします。宮崎駿監督はそんな子どもたちの行く末を憂いていたのかな?なんて思います。

いつの世にも、子どもの成長を大きな心で受け止めることが大切なんですね。



まとめ

・銭婆の名言は「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで」
・銭婆と湯婆婆の違いは、性格(でも一人の人間の二面性を描いてるのかな?)
・銭婆が渡した髪留めは、千尋が油屋での経験を糧にして成長して欲しいから



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