千と千尋の神隠し|カエルの正体を解説!声優や名前についても

千と千尋の神隠し
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『千と千尋の神隠し』で千尋が働くことになる油屋。一番最初に千尋に対し「人間だ」と気付いたのはカエルでした。あのカエルの名前はなんて言うのでしょう?名前はあるのでしょうか?

そして油屋の従業員たちの顔って、なんだかカエルっぽく見えませんか?

今回は、けっこう重要なシーンでいい演技をしている「カエル」や油屋の従業員たちについてお送りします。




千と千尋の神隠しのカエル|名前は「青蛙(あおがえる)」

カエルの名前って劇中では出てこないのですが、ちゃんと「青蛙」とクレジットされています。

ハクが千尋を油屋に入れようとしたところに「ハクさまー!」と喜んだ子どものように目線までジャンプしてきたのが、この青蛙です。

そして、その青蛙に千尋がびっくりし息を出したことで、青蛙に「ゲッ、人か?」と気付かれてしまったところから、油屋でのストーリーがはじまります。

油屋は、人間が入り込んでくる世界ではないので、まさか青蛙もにおいで人間と気がついた時、よほどドキッとしたでしょうね。

気づかれたと知ったハクには、青蛙に"黒いモヤ"をブワッと掛けます。

そして、気を失ったまま空中にぶら下がる青蛙。

こんな描写って、青蛙がするどい感覚の持ち主なのか?ドン臭いのか?いまいち掴めないキャラクターですが、そんなところがまた、可愛いとツイートが多い理由なのでしょうか。

青蛙の声って、いかにもカエルらしいですよね。
(ってカエルの鳴き声は聞いても、話し声は聞いたことがないですが・・・)

あの「ハクさまー!」ってセリフを青蛙の声にまねて小さい頃遊んでいた、というツイートもあるようで、脇役ながらも人気のキャラクターってことが伺えますね。

見た目は可愛いかもしれませんが、この青蛙、性格が"欲深い"ため、カオナシが出す金の塊に目がくらみ、飲み込まれてしまうってところが・・・ちょっと残念な感じでもあり、可愛くもあります。

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千と千尋 カエルの名前は青蛙|キャスト声優はあのモノマネ芸人

青蛙のキャスト声優を務めたのは我修院達也(がしゅういん たつや)さんです。

私は、我修院さんといえば、芸名が若人あきら時代に、郷ひろみのものまねで一躍有名になった方との印象を持っていたのですが、今は俳優としてもご活躍するなど活動の幅を広げていらっしゃる方です。

ところで、

この青蛙のキャスト声優ってどのようにして決まったのか?気になりますよね。

なんと、宮崎駿監督からのオファーがあって、我修院さんに決まったのです。

当時、我修院さんは人間の声ではなく、カエルの声といわれ戸惑ったというエピソードを語っています。

『千と千尋の神隠し』の青蛙役がスタジオジブリ作品で初参加となりました。
そのほかには『ハウルの動く城』でカルシファーのキャスト声優を務めています。

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千と千尋 カエルの名前は青蛙|他のカエルは偉い?管理職?

『千と千尋の神隠し』では、青蛙以外にもカエルに似た顔をしたキャラクターが登場します。

【父役】キャスト声優:上條恒彦(かみじょう つねひこ)さん

【兄役】キャスト声優:小野武彦(おの たけひこ)さん

【番台蛙】キャスト声優:大泉洋(おおいずみ よう)さん

油屋を現代の会社に例えると、経営者である湯婆婆が社長であり、父役が部長兄役が課長番台蛙が係長といったところでしょうか?

父役は、湯婆婆の次に偉い立場にあり、現場監督の長のような立ち居振る舞いです。

そして、ほかの従業員と比べると制服(衣装)も、平安貴族のようなデザインで、三役が被っている烏帽子(えぼし)は、それぞれ父役(緑)・兄役(赤)・番台蛙(黒)と色分けされています。

このような詳細なキャラクター設定も、スタジオジブリ作品らしくて大好きなところです。

そして、湯屋では番台蛙が取り仕切っている番台係以外にも、料理人や呼び込み役など仕事が明確に分担されているようですよ。

なんだか、ほんとに現代社会の様子を描いているようですね。

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千と千尋 カエルの名前は青蛙|従業員の男性はカエル、女性はナメクジ

宮崎駿監督の描いた初期のイメージボードには油屋の従業員について次のような書き込みがあります。

「湯屋の男共 みんなカエル」「湯女達 ナメクジ女」

宮崎駿監督にとっては、現代で働く人たちを"人間の姿をしたカエル"にでも見えているのかもしれませんね。

たしかに、従業員たちは当初、人間である千尋を毛嫌いし、みんなが嫌がるような仕事をさせるなど、普通に人間社会で起こりうることが描かれています。

そんな社会(油屋)で「働かせてください!」と言って、湯婆婆に名前を奪われながらも頑張る千尋に共感しちゃいます。

ところでなぜキャラクターは、カエル、ナメクジなのでしょう?

それは、竜であるハクにも関係しているようです。

これは"三くすみ"といって、
「ハク(ヘビ) > カエル > ナメクジ > ヘビ」という、お互い得意な相手、苦手な相手を持つことで、身動きが取れない状況を表しているとか。

湯婆婆が油屋の運営を円滑にするため、従業員同士の揉めごとがないよう"三くすみ"の考え方で、女性をナメクジに、男性をカエルに、そして竜であるハクを自分の弟子としていたとしたら、本当に敏腕社長だわ!と感心してしまいます。



千と千尋 カエルの名前は青蛙|最後はみな千尋の味方になってくれた

よくある現代社会のように千尋を"新人イビリ"していたカエル三役でしたが、次第に"いい人"的なキャラクターに変化していきます。

まず、強欲な"青蛙"が最初にカオナシに飲み込まれてしまいましたが、その後、ひょんなことから兄役もカオナシに飲み込まれてしまったこと、そして湯女(ゆな)のひとりであるナメクジ女も飲んでしまったことから、従業員たちは次第に千尋の力に頼らざるを得なくなります

千尋が河の神からもらった団子をカオナシに食べさせることで、カオナシが嘔吐し、飲み込まれていた青蛙・兄役・湯女はなんとか助かります。

その団子も、オクサレ様に"サービスを尽くしてお帰りいただく"という仕事を千がやり切ったからであって、父役も兄役も番台蛙も、千がまさかあのオクサレ様にそのような対応をできるとは思っていなかったのでしょう。

そして、暴れているカオナシに「あなたは私が必要なものは絶対出せない」と言い切ったとき、千が従業員全員から信頼を得た瞬間なのでしょうね。

父役・兄役は、カオナシから嘔吐物を掛けられカンカンに怒っている湯婆婆に対しても、しっかりと"千がいなければ助からなかった"と評価しているところが、さすが管理職であり"仕事で一目置かれる"って、このようなことを言うんだなと感じていました。

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千と千尋の神隠しのカエルの名前は?|まとめ

いかがでしたか?

千尋のことを人間だ!と気がついた"青蛙"は、まだまだカエルの姿なので、父役や兄役、番台蛙の容姿からすると"下っ端"ということがわかりましたね。

しかし、カエルやナメクジの姿をした油屋の従業員たちは、最終的に"仕事で成果を出した千"をしっかり評価し、最後は千尋が両親の豚について、間違うことなく答えを出せたことに、湯婆婆以外全員が大喜びしました。

 

2001年公開の『千と千尋の神隠し』は、今年で20周年を迎えます。

20年前とは思えない、いつの世にも現代の姿に問いかけることができるストーリーに宮崎駿監督の凄さが伺えますね。

ベルリン国際映画祭での最高賞である金熊賞、アメリカのアカデミー賞では長編アニメーション賞受賞など、世界中から評価を受けた作品の素晴らしさを、ぜひカエルをはじめとした脇役たちの演技にも注目しながら観てみませんか?



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