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『魔女の宅急便』キキのお母さんコキリから学ぶ子どもへのまなざし/セリフや声優、原作についても

魔女の宅急便
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スタジオジブリ作品『魔女の宅急便』。

魅力的なキャラクターがたくさん出てきますよね。

そんななか、登場シーンは少ないものの、とても印象的なキキのお母さん、コキリ。

優しさ、懐の深さ、愛情に溢れた女性だなーと、作品を見るたびに感じてしまいます。

今回はキキのお母さん、コキリについて深掘りしていきますよ。

コキリの仕事は?心に残るセリフや、気になる声優さんは誰?
お母さんからキキに伝わるたくさんの愛情と、原作小説についてもご紹介します!
きっとコキリの魅力を再発見して、また魔女の宅急便を見てみたくなるはずです♪
子育てでお悩みのお母さん!もしかしたら何か良いヒントがあるかも知れませんね。

共感していただけたら嬉しいです。


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『魔女の宅急便』キキのお母さん コキリの仕事は?

自宅で薬を調合

し、カウンセリングのようにテーブルを囲んでお客さんと話をしながら、薬を売ることがコキリの仕事です。

ひとりひとりの症状に合わせて、薬を調合してきたのですね。

 

キキのお母さんであるコキリは、キキと同じように13歳で魔女の修行に出てこの街にやってきました。

コキリが使える魔法は『ほうきで空を飛ぶこと』『薬をつくること』です。

薬草でいっぱいの自宅の1階は、いかにも魔女の部屋!という雰囲気ですよね。

映画を見ていてワクワクした方も多かったのではないでしょうか。

そんなコキリに憧れて、ホントに薬剤師になったられた方もいらっしゃいます!

素晴らしいですねー

さてさて、

コキリは優秀な魔女ですが、時代が変化していくにつれて、使える魔法は少なくなってきた背景がありました。

アニメでも、仕事中にお客さんとその話になっていましたよね。

現代だけではなく、いつの時代にも変化が起きて、そこに対応していく柔軟性は、人間にも魔女にも同じように求められるということですね。

 

それでもお客さんのリウマチには「あなたの薬が一番よく効くわ」と絶賛されていましたね。

変化する時代の中でも自分なりの仕事をしてきたことが伺えます。

 

そんな真面目なコキリでも、薬の調合に失敗することもありました。

キキです!

キキの突拍子もない「今夜修行に出る」発言に驚き、動揺を隠せないコキリ。

せっかく調合途中だった薬も爆発してしまい、お客さんにも苦笑いをしていました。

 

母は子どものことになると、どんなに仕事ができても動揺することってあるあるです。

コキリの親しみやすさに一気に引き込まれ、世の中の母たちの共感を得るシーンだったと感じます。

 

『魔女』と一言で聞くとどんなイメージを持ちますか?

一般的にはハロウィンのような、とんがり帽子や、わし鼻と呼ばれる特徴的な大きめの鼻を持った見た目。

そしてさらに、ぐつぐつと茹でられた大きな窯を、ぐるぐるとかき混ぜるイメージを個人的に想像してしまうのは私だけでしょうか?

でも、コキリの見た目や仕事場は全くそうではありません。

 

黒いバンダナに黒いワンピース。

掟の服装を守りながらも、エプロン姿はやはり”母”を連想させますよね。

そんなところからも人間界に溶け込む努力や、親しみやすさが表れていますよね。

 

もし私が体に不調が出て、何か良い薬がないか…と悩んだときに、こんなに親しみやすいコキリと知り合いであったならば、真っ先に薬をお願いしていたと思います!

あなたはどう感じましたか?

続いては、コキリがキキにかけたセリフについて、深掘りしていきます!

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キキのお母さん、心に残るセリフは?

やっぱり1番の名言といえば、「大切なのは心よ」ですよね!

あのシーンを思い出してみてください。

魔女の修行のときに身につける黒いワンピース。

キキが色を気に入らずに「せめてコスモス色ならいいのにね」「黒猫に黒服で、まっくろくろだわ」と、少し不満そうにしていた、あのシーン。

このときコキリが返答したものです。

「キキ、そんなに形にこだわらないの。大切なのは心よ」

これって、すごく良い言葉だと思うんですよね。

子育て中のお母さんであれば、深くうなずいてしまうのではないでしょうか。

せっかく娘のために仕立てあげたワンピース。

しかも修行に向かう時のしきたりの服装と言うことは、色々な感情が混じり合って、母として涙を流しながら仕立てた日もあったかも知れません。

そんなワンピースに不満そうにする娘に「そんなこと言わないの!お母さん頑張って作ったのに、失礼よ!」などと声を荒げることもないコキリ…

本当に、母の鏡、穏やかすぎます…!!

 

でも子どもからしてみたら、そうやって「つい」不満を言ってしまったりもやもやと感じてしまう時期ってあるのです。

私にも子どもがいますが、いわゆる『10歳の壁』という大きな試練に見舞われています…。

10歳とは言いますが、9歳頃から始まる子どもや、10歳だけでは終わらず長期にわたって悩む子ども、少し後の年齢から始まる子どもなど、個人差があります。

その『10歳の壁』でも、周りの人と自分を比べて「どうせ自分なんて」と自信を失くしたり、友達のことをなぜかとてもうらやましく感じたり…。

複雑な感情が出てきて、葛藤してしまうのです。

そんな時に、コキリのように「形にこだわらないのよ」「大切なのは心」と伝え続けると、どうでしょう?なんだかとっても、救われると思うんですよね!

あ、お母さんはいつも味方なんだな私は私でいいんだな。そう感じて、自信につながっていきますよね。

私もコキリをお手本に、子どもへ言葉をかけていこう!と改めて感じています。

お悩みの方はぜひ、コキリのセリフを真似しながら、一緒に子育てしていきませんか。

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キキのお母さん”コキリ”の声優さんは誰?

コキリの声を担当したのは、女優であり声優でもある信沢美恵子(のぶさわ みえこ)さんです。

優しくて包容力を感じるコキリにぴったり!落ち着いたトーンで話す声がとても素敵です。

 

ほかの主な出演作品には『未来少年コナン』のラナ役、『母をたずねて三千里』のフィオリーナ役などがアあります。

『未来少年コナン』は監督に高畑勲さん、『母をたずねて三千里』の監督に宮崎駿さんと、その後のジブリシリーズの監督との出会いにもなってきた過去があるんです。

実際に宮崎駿監督は、信沢美恵子さんのことを「僕のヒロインの声優」の1人として挙げているという話も!

なんだか告白みたいで、これを知ったときに筆者はドキドキしてしまいました。

そんなように声を褒められて、きっと嬉しかっただろうなと思います!

もちろん監督だけではありません。

『未来少年コナン』のラナ役の時には、信沢美恵子さんは視聴者からファンレターを貰っていたこともあるのです!

まさに、監督も視聴者も大絶賛の声だったんですね!

 

そんな信沢美恵子さんが『魔女の宅急便』でコキリの声を担当していただなんて、なんだか感慨深いです。

かつて少女役で大絶賛だった声が、歳を重ねて落ち着いた雰囲気になり、母親役をつとめる…

高畑勲監督や宮崎駿監督にとっても、1人の女性の成長を見守ってきたのでしょうか?

そう考えると、また改めて『未来少年コナン』『母をたずねて三千里』を、じっくりと見てみたいなと思いました!

こんなに沢山の魅力がつまった、信沢美恵子さん演じるコキリの声。

キキをいつも見守るお母さんの優しさにあふれた声にも注目してみてくださいね。

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お母さんから伝わる愛情と、キキの成長

キキは13歳と言っても、まだまだ子どもです。

「ボーイフレンドが現れたら修行に出発できない」と言ったり。

家族でキャンプに行く約束をしていたあの日。

満月で晴れだと聞いたら「今夜修行に向かうことにする」と、突拍子もなく修行の出発の日を決めてしまったり。

周りを巻き込んで、天真爛漫、自由奔放なキキです。

 

そんなキキのことをあたたかく見守りながらも、大切なことはしっかりと言葉で伝えるコキリ

その愛情はキキにもしっかりと伝わっていたのでした。

私が1番印象に残っているコキリからの愛情は、なんと言ってもホウキです!

出発の夜、キキは自作で用意したホウキを持っていたのですが、コキリは「お母さんのホウキを持っていきなさい」と渡します。

「よく使い込んであるから、嵐にも驚かずに飛ぶわ」

これを聞くと、ホウキにも感情と言うのでしょうか。

意志みたいなものがあって、若いホウキだと嵐で驚き、飛べなくなってしまうとは魔女も色々と大変ですよね…!

しぶしぶお母さんのホウキで行くことにしたキキですが、これが大正解。

出発してしばらく飛んでいると、急な大雨に見舞われてしまいます!

ラジオの天気予報は外れてしまいましたが、お母さんのホウキで落ち着いて飛び、貨物列車に滑り込んで雨宿りが出来たのでした。

 

この丈夫で使い込んであるホウキのおかげで、キキのその後の仕事も順調にこなせました。

ですが、ある日、飛べなくなったことに気がついたキキ。

必死で飛ぶ練習をしていて、とうとうホウキが折れてしまいます。

その時のキキの表情と言ったら…。

お母さんの大事にしてきたホウキであり、ホームシックになりそうな時もいつも側にいたホウキ。

仕事も、ホウキがあったからこそ順調でした。

お母さんから受け継いだホウキが折れ、本当にショックを受けていたあの表情。

自由奔放だったキキが、コキリのことを思い出していたでしょう。

でも、また甘えてしまいたくなる気持ちをグッとこらえていたと思うと、お母さんの愛情があったからこその成長だと感じました。

 

その後に夜な夜なホウキを手作りするキキ。

魔女として『飛ぶこと』しか覚えられなかった自分でも、またホウキがあれば!と、諦めずに頑張る背中に、涙した方も多かったのではないでしょうか。

お母さんの愛情から持たせてくれたホウキ1つからも、こんなにも愛情を感じられるって。

コキリのそれまでの子育てのポリシーが、キキの心にちゃんと育っていると感じるシーンです。

 

私も子どもの頃、母のハンカチを持つことに憧れて、譲ってもらったことがあります。

学校で発表することがあって緊張している時や、友達関係に悩んで辛い時など、自然とポケットに入れるのは母のハンカチでした。

不思議ですよね。

母は付いては行かないのに、そのハンカチが側にあると思うだけで、なんだか勇気が出てきたりするものです。

 

キキにとってコキリのホウキが折れてしまったことは、その後の大きな成長を象徴する出来事でした。

いつまでもお母さんの愛情に包まれていたいけれど、社会の荒波はそうもいかない。

コキリ自身も修行中に、、こういった経験があったのかな?

ジブリの魅せ方は、本当に素敵!涙なしでは見られないシーンです。

 

つづいては、原作小説のコキリについて深掘りしていきます。

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原作小説『魔女の宅急便』でのコキリは?

映画『魔女の宅急便』には原作小説があります。

宮崎駿監督が書いたの?と思う方もいらっしゃるかと思いますがそうではありません。

角野栄子(かどの えいこ)さんが書いた児童文学小説『魔女の宅急便』です。

我が家にも原作本が6冊セットでありますが、ホント読んでみることをお勧めしたい作品!

では、原作でのコキリのエピソードを見ていきましょう。

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キキに薬の調合を教える

原作小説では、キキが修行から戻ってくる話が書かれています。

1回目に戻ってきたときには、コキリに薬の作り方を教えてもらう場面が。

『空を飛ぶこと』しか覚えなかったキキが、薬の作り方を教えてもらうのです!

修行をして、少し成長したキキの、魔女としてのさらなる成長ですね。

 

気になる薬の種類はなんと『くしゃみの薬』

『くしゃみの薬』と一言で聞くと、みなさんはどんな薬をイメージしますか。

くしゃみを「する」薬なのか、くしゃみを「止める」薬なのか…

また、なんのためなのでしょうか?

無事に作ることが出来たのでしょうか?

ここまでくるとワクワクしてきますよね。

 

コキリが病気で倒れキキに看病される

2回目に戻ってきたときは、お母さんであるコキリが病気で倒れてしまった時でした。

人間も魔女も同じ。

やはり、年齢を重ねると病気にかかってしまうリスクを抱えているんですね。

風邪みたいなものだったようですが、薬を調合しても効かず、悪化していきます。

キキは必死にを看病をすることになります。

コキリはどうなってしまうのでしょうか?

気になる方はぜひ、原作小説も読んでみてくださいね。

映画との違いだけでなく、やはりキキとコキリのエピソードは必見ですよ。

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『魔女の宅急便』のキキのお母さんについてのまとめ

いかがでしたか,『魔女の宅急便』のキキのお母さん"コキリ"についてまとめてみました。

仕事熱心で真面目なコキリは、お母さんとしても温かい人で、優しさにあふれていることを感じていただけたのではないでしょうか?

ホウキのエピソード

は、まさにコキリの愛情を象徴していて、キキにもしっかり愛情が伝わっていました。

だからこそ、キキも修行を途中で投げ出したりせず、頑張れましたね。

声優さんや原作小説もご紹介できましたので、ぜひ触れてみてくださいね。

悩める子育て中のお母さんにも、ぜひお母さんの大先輩であるコキリの言葉やまなざしから、何かヒントが得られたら嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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