2024年3月15日、金曜ロードショーにて『アーヤと魔女』が放送されます!
2020年と2021年の12月にテレビ放映後、劇場版公開された『アーヤと魔女』。
じつはこの作品、続編を期待されている作品でもあるのです。
はてさて『アーヤと魔女2』はあるのでしょうか?
今回は、気になる『アーヤと魔女』の続編があるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう!
『アーヤと魔女』続きはある?どんな内容?
映画『アーヤと魔女』の原作は、イギリスのファンタジー作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説です。
そして、この小説は、未完のまま世に出されることになった作品だったのです。
彼女の遺作なので「原作」としては、続きがないってことになりますね。
くわしくは、こちらの記事をご覧ください!
宮崎吾朗監督は『アーヤと魔女』の小説を読んだ時の感想を次のように語っています。
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品は物語がよく練られて詰まっているものが多いですが、『アーヤと魔女』は隙間が多いなという印象でした」
「後で知ったのですが、この作品はもともと描きかけの作品で、後から手を入れようと置いていたものだったらしいんですよ。それを彼女が亡くなる前にそのまま出版したのが『アーヤと魔女』。なので世に出たのは最近のことですが、書いたのはけっこう昔のことだったそうですね」
ダイアナ・ウィン・ジョーンズは『ハウルの動く城』の原作者。
こちらも大変面白いお話ですよね!
小説を読むと、とてもワクワクしてくる、複雑ながらもユーモラスなファンタジーに引き込まれていくような作品です。
私は、宮崎吾朗監督のインタビューを聞いて、ジョーンズは小説を書くとき、まず大枠の話を書いて、その後から装飾をしていくような執筆スタイルなんだなぁという印象を受けました。
お家を建てる事に例えると、まずは家の骨組みを作って、その後から部屋の間取りや壁紙などを決めていくようなイメージでしょうか。
宮崎吾朗監督の隙間が多いという印象って言葉に、そんなことが頭に浮かびました。
『アーヤと魔女』続編はあるか?続きを熱望するファンが多数
「アーヤと魔女」が、彼女の遺作であったということと、彼女のこれまでの執筆スタイルを考えると「えっ、これでおしまいなの?」と感じたくなるのも納得です。
ネット上でも、さまざまな声があがっていますよ。
録画してたアーヤと魔女を見たよ。
おばさんとマンドレイクが良い✨面白かったけど謎が謎のまま終わってしまった…続きがあるんだろうか— さぷり (@sa_pu_ri) January 6, 2021
『アーヤと魔女』続きはある?監督が映画を手がけるまで
スタジオジブリで『アーヤと魔女』の企画が始まったのは2016年。
宮崎吾朗監督が、この作品に携わることになった経緯を11月30日東京・スタジオジブリで行われた合同取材会見でのインタビューで次のように答えています。
「鈴木敏夫プロデューサーから原作小説を渡されて『次はこれでどう』と言われたのが始まりでした。ただそれ以前に鈴木さんが原作を携えていた姿を見かけて、話が来るんじゃないかとは思っていたので、それまでに作品は読んでいました」
さて、本作品はスタジオジブリでは初の3DCG長編アニメ作品です。
どんなきっかけで製作に入ったのでしょう?宮崎吾朗監督はこんなふうに答えています。
「なんとなく日本の3DCG技術は映画などの分野では主流になりきれていないところがあって、それを悔しいなと感じていたのがひとつ。あとはスタジオジブリも新しいことをやる必要があると思っていた」
いつまでも宮崎駿さんや鈴木敏夫さんでジブリを担い続けるわけにはいかないとも捉えていたように感じますね。そして、これまでの真似をしていてはジブリの先がない、
「よくできてうまくできたコピーを作ることになしかならない」
とも話しています。
また、現代の3DCG技術では限りなく人間に近い動きも表現可能でしたが、宮崎吾朗監督は、次のように答えています。
実写のような造形でアニメを作るというのは僕がやりたいことではなかった
スタジオジブリ初の3DCGということも話題の一つになっていますが、宮崎吾朗監督の深い思いが伝わってくるコメントですよね。
原作「アーヤと魔女」の魅力もさることながら、映像と音楽で楽しませてくれる映画『アーヤと魔女』は、これからのスタジオジブリを牽引してくれる作品になることでしょう!
『アーヤと魔女』続編はある?残された謎を考察してみた
『アーヤと魔女』を観て、さまざまな謎がありましたよね-!
キャストのセリフをヒントにして、どうなるんだろう?こうなってほしい!など各シーンにある伏線をアレコレ考えながら、みていきましょう!
アーヤの母親は13人目の魔女?追われている理由は?
「don’t disturb me」の曲にのせてバイクを走らせているアーヤの母親。
このとき、アーヤのお母さんは魔女たちに追われていたようです。
何をしたのでしょうか?ちょっと推測がつかないですが、EARWIG(イアウィグ)のメンバーが関連しているのかな?
アーヤの母親を追っていた車がマンドレークの家の車庫にあったし、謎が湧き上がってきますね!
バイクに乗りながら自分の赤毛をつかって、追ってきた車から逃げ切るシーンは、まさに魔法を使っているように見えるので、アーヤの母親も魔女ってことだと思われます!
そして、赤ちゃんのアーヤに語りかける母親のセリフには、孤児院のことをよく知っている描写があり
"シェパーズパイがおいしい"
とまで語っているので、アーヤの母親もこの孤児院に預けられていたことがあるのでしょうか?
アーヤの父親はマンドレークか?
そうそう、これもとても気になるところ。
孤児院でアーヤが初めてマンドレークを見たとき、マンドレークが"ボッ"という音とともに紫色のモヤモヤに包まれながら、ウニョーンと巨大になり、アーヤがびっくりするという描写がありました。
なんでアーヤだけがそう見えたの?
アーヤと目があった瞬間に、マンドレークがそう見えたのには、なにか伏線があるように感じます。
ベラヤーガとマンドレークの関係って?
ベラヤーガ
って、マンドレークにいつも気を遣っているようですよね。怒らせないように必死!!
アーヤはベラヤーガから"マンドレークを煩わせるな"とさんざん言われています。
そして、マンドレークに対してビビっている雰囲気もあります。
揚げ焼きパンの作り方を知らないアーヤが、さんざんな揚げ焼きパンをマンドレークに出したシーンで、作り方を教えなかったベラヤーガを責めたマンドレークに対して
だ だって パ パンを焼くくらいだれにでもできますよ
ビビっているせいか、完全に"ため口(ぐち)"が、どっかにいっちゃってます(笑)
二人の関係は、なんとなく"上と下"って感じですが、なんで二人で生活しているのでしょうね?
マンドレークがベラヤーガについて、次のように語るシーンがあります
昔から腕はいいくせに ドラムも 呪文づくりも
彼女の腕前は認めている
んですね。
アーヤの母親が仲間の魔女たちに"操られる"のが嫌で掟を破ったことが、EARWIG(イアウィグ)の解散に繋がったのでしょうか?
謎は深まるばかりです。
トーマスに魔力はある?
黒猫のトーマス
とアーヤの会話は、いつも楽しいですよね!
マンドレークの部屋があることを知っていたり、アーヤにミミズの呪文を教えたりするなど"アヤツル"ための、いいナビゲーター的なポジションです。
えーっ!トーマスがぁ?○○だったのぉ?なんて展開が今後あったら、さらに楽しいでしょうね!
"能ある鷹は爪を隠す"じゃないけど、トーマスも魔法使いの一人だったりして。
アーヤの魔力はこれから発揮される?
今のところ、魔法の呪文を唱えながら魔力を発揮しているアーヤ。
物語の終盤では、マンドレークが"アーヤちゃん"と呼んでます!
すっかり孤児院よりも今の生活の方がいい!と語っているアーヤ。
アヤツルのがうまい、さすがアーヤですね。
作品は、ハッピーエンドで終わっていました。
魔女の子どもであるアーヤが、自分の魔力に気づき魔女になっていく過程もみてみたいですね!
エンディングの絵について、こちらの記事で詳しく紹介しています。
『アーヤと魔女』に続きはあるか?まとめ
・映画の終わり方に謎が多いのは、彼女が生前中、未完のまま世に出されることになったため。
個人的には、宮崎吾朗監督がダイアナ・ウィン・ジョンズの意志を継いで、さらにファンタジーの世界へ導いてくれることを期待したいです!アーヤと魔女2観たいなぁ。
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