スタジオジブリ初のフル3DCG作品『アーヤと魔女』の再放送を待ち望む声が多くあがっています。
これまでに劇場公開前の2020年12月30日と、2021年12月31日にNHK総合にて再放送されています。
雪が降る時期になると『アーヤと魔女』が観たくなっちゃうんですよね!
2022年は、再放送がありませんでした(泣)。
今回は『アーヤと魔女』を見逃した方も、そうではない方も楽しめるように、あらすじやみどころ、声優、歌やイラスト、原作作品など『アーヤと魔女』の魅力をたっぷり&わかりやすくお伝えします。
あの、アーヤが唱える呪文も文字起こししていますよ!
では、一緒に見ていきましょう!
『アーヤと魔女』2023年再放送はあるか?あらすじ、声優や歌の魅力、みどころは?
『アーヤと魔女』の再放送予定については、2023年10月現在まだ発表されていません。
ぜひ、年末に家族揃って見たいですよねー!
これまでに地上波で放送されたのは、2020年12月30日(19:30〜NHK総合)、2021年12月31日(15:30〜)の2回です。
2022年の年末に再放送されるのでは?
と待ち望んでいましたが、再放送はありませんでした(泣)。
今年も、年末に『アーヤと魔女』が地上波でテレビ放送されることを祈りつつ、作品の魅力をお伝えします!
『アーヤと魔女』のあらすじ
『アーヤと魔女』は、孤児院で暮らす10歳の少女アーヤ・ツールが主人公の物語。
映画のキャッチコピー「わたしはダレの言いなりにもならない」を貫く、芯の強い女の子です。
そんなアーヤが魔女の家に引き取られ、さまざまなストーリが展開されていきます。
映画の冒頭では、アーヤの母親が追手から逃げるようにしてアーヤを孤児院へ預けるシーンが印象的です。
なぜアーヤの母親は追われているのか?
アーヤの母親と12人の魔女たちの間に何があったのか?
そんな伏線を敷きながら物語が展開されていきます。
ではつづいて、豪華声優陣をご紹介しましょう!
『アーヤと魔女』声優陣の魅力
オーディションに合格し、主人公アーヤの声優を務めたのは平澤宏々路(ひらさわ こころ)さん。
当時13歳でしたが彼女の魅力である澄んだ声と堂々とした演技が印象的でした!
そして、そのほかの声優陣もかなり豪華ですよ。
寺島 しのぶさん(ベラ・ヤーガ役)
人生初めてのアニメの声優で、スタジオジブリさんの作品に参加させていただけるなんて夢のような体験でした。
豊川 悦司さん(マンドレーク役)
憧れのジブリ作品にやっと呼んでいただきました。初の声優にドキドキでした。
濱田 岳さん(トーマス役)
憧れのジブリ作品に参加させて頂き、まるで夢のような時間でした。引用:http://www6.nhk.or.jp/
寺島しのぶ(てらじま しのぶ)さん、豊川悦司(とよかわ えつし)さんは、声優初挑戦なんですね。
そんなことは全く感じさせない迫力でアーヤを圧倒します!
『アーヤと魔女』の呪文、なんて言ってる?ベラヤーガ編・トーマス編
子どもと一緒に作品を見ていたら「あの呪文を言ってみたい」とのリクエストが・・
ベラヤーガの呪文とトーマスの呪文では、かける魔法が違うので少し違うことに気がついたようです。
そこで、文字に起こしてみることにしました!
実際に読みながら、二人で呪文を唱えたら、気分はすっかり魔女気分。
とても盛り上がりましたよ。
文字起こしした呪文は、こちらの記事をご覧くださいね。
さて、次は私のイチオシ!
『アーヤと魔女』の主題歌や挿入歌のシンガーやスペシャルユニットについて詳しくお伝えします。
『アーヤと魔女』2022年再放送はあるか?歌やスペシャルユニットに注目!
2020年テレビ放送のときは、アーヤの母親役の声優を務めたシェリナ・ムナフさんが話題を集めました。
彼女は、インドネシア出身のシンガーソングライター。
そして、主題歌「Don’t disturb me」とエンディングテーマ「あたしの世界征服」のボーカルも務めました。
なんと彼女、ジブリ作品の出演は『アーヤと魔女』が初めてではないのです!
シェリナ・ムナフさんは、2016年に放送されていたハウス食品のCM「おうちで食べよう」でキレイな歌声を披露しています。
『アーヤと魔女』の主題歌はスペシャルユニットが演奏!
『アーヤと魔女』の魅力のひとつは、なんといっても音楽です。
宮崎吾朗監督のセンスが光るスペシャルユニットの演奏は、まさにノリノリ!
ぜひ、宮崎吾朗監督の音楽センスに触れて欲しいなー!
シェリナ・ムナフさんや『アーヤと魔女』のために組まれたスペシャルユニット、収録当時の様子など、こちらの記事で詳しくまとめています。
『アーヤと魔女』2023年再放送はあるか?ひどいとの評価を考察
『アーヤと魔女』が初めて放送された2020年12月以降、ひどいなど酷評が目につきました。
とても悲しかったです。
その理由はさまざまあるようですが、私の中では"これまでになかったジブリのヒロイン"としてのアーヤが"ジブリのヒロイン像"をイメージする人々と、少し違っていたのかな?と思っていました。
そして、逆に"今の時代だからこそアーヤのようなヒロイン像が必要なのでは"と私は感じたのです。
アーヤは、私の子育てにとても影響を与えてくれているので感謝しかありません!
そして、もうひとつ酷評されている理由に「物語が突然終わる」という声が多くありました。
この点についは、次でお伝えしますね。
『アーヤと魔女』原作は未完のまま!
『アーヤと魔女』の原作者は、イギリスのファンタジー作家ダイアナ・ウィン・ジョンズ(Diana Wynne Jones)。
代表作は『魔法使いハウルと火の悪魔』。
そう、スタジオジブリ作品『ハウルの動く城』原作者です。
そしてこの『アーヤと魔女』は彼女の遺作なのです。
映画『アーヤと魔女』の視聴者からは「えーっ、これで終わり?」などとの声が多くありました。
原作についてはこちらの記事をご覧ください。
このような物語の終わり方によって、続きが見たい!という声も多くあがったのです。
『アーヤと魔女』の続きがみたい人続出!
『アーヤと魔女』の原作そのものが遺作であるがゆえに、さまざまな伏線を張り、それを回収されないまま終わっていることに、ファンからは「続編が見たい」との声がたくさん寄せられました。
昨日録画しといたアーヤと魔女観たけどてっきり毎週やるものだと思ってたらまさかの一話完!?
でも普通に二話に続く感じの終わり方だったので続き是非…(カスタード推し)— ヒメユリ (@Himeyurrrrry) December 31, 2020
続編があるのか?については、こちらの記事をご覧ください。
続いては、手描きされたエンディングのイラストが話題になったことについてお伝えします。
『アーヤと魔女』エンディングのイラストに続きのヒントが!?
宮崎吾朗監督は『アーヤと魔女』がダイアナ・ウィン・ジョンズの遺作であることについて、そしてエンディングのイラストについて、インタビューで次のように語っています。
原作もそうなんですが、お話が突然終わるので、後日談みたいなものを描いてあげたら楽しいかなと、ちょっとした遊び心で描いて、とりあえず絵コンテに入れていたんです。その後、エンディングをどうしようかとスタッフと話をした時に、「これをそのまま使おうよ」という話になったんです。
引用:https://animageplus.jp/
エンディングのイラストはファンの間でも「ジブリらしい」との声もあがっていました。
でも私はそれ以上に、アーヤのその後がイメージできる内容だったことがとても嬉しかったです。
「こんなふうに3人で暮らしていくねのー」
「カスタードは相変わらずねー」
などなど、子どもとエンディングを見ながらたくさんの話をしたものです。
宮崎吾朗監督からすると"遊び心"とのことですが、ファンとしては、なんとも嬉しいイラストです。
ひどいとの酷評をうけたもののひとつに、ジブリ初のフル3DCGが挙げられるでしょう。
続いて、なぜ3DCGなのかについてお伝えしましょう。
『アーヤと魔女』2022年再放送してほしい!ジブリ初のフル3DCG
ジブリは3Dではなく、やっぱり手描きがいい!と感じるファンは多いことでしょう。
しかし、実際に作品を見たファンからは、
「ジブリの3Dって聞いて不安があったけど、そんな心配は全くなかった」との声があります。
Pues ya he visto #アーヤと魔女 (Earwig y la Bruja)
La verdad es que tenía miedo del 3D pero se ha incorporado muy bien y el final nos ha dejado con el culo roto a todos los presentes.
Nota personal: ★★★★☆ pic.twitter.com/aTQGFNF7K8— ユキ ☆ уυυρσи (@ThatYuupon) November 5, 2022
そして宮崎吾朗監督も、ジブリ初の3DCG作品に賛否両論があることは承知しながら、インタビューで次のように語っています。
やっぱり手描きのアニメーションには手描きならではの圧倒的な良さがあって、CGでは人の描いた線が持つ魅力にはなかなか到達できないんです。人の手が生み出す曲線の美しさ、豊かさみたいなものにはなかなか太刀打ちできない。
その一方で『山賊の娘ローニャ』をセルルックのCGで作った時に一番感じたのは、手描きアニメーションよりも、実はより表現できるところがある、ということ。手描きのアニメーションだと描ける人が限られる。けれどCGならいろんな人の手を経てブラッシュアップしていくことができる。つまり、キャラクターを動かしてお芝居をさせるという意味では、手描きのアニメーションと遜色ないものができる。そう思っていたので、今回もそこを目指しました。
引用:https://animageplus.jp/
『アーヤと魔女』は、ほぼ孤児院とマンドレークの家のシーンで物語が展開されています。
宮崎吾朗監督は、そんなストーリーだからこそ"3DCG"でイケる、と感じたんですね。
ぜひ、アーヤの手元の細かいお芝居を堪能して欲しいと思います。
こちらで、さらに詳しく3DCGについてお伝えしています。
『アーヤと魔女』再放送が見たい!まとめ/宮崎駿監督の想い
いかがでしたか?
今回は、スタジオジブリ作品『アーヤと魔女』の魅力をたっぷりご紹介しました!
私が思う『アーヤと魔女』イチバンの見どころは"アーヤのしたたかさ"です。
そして、この作品では企画として携わった宮崎駿監督も語っています。
現代の子どもたちに足りないものが、アーヤのしたたかさであると。
したたかさが足りない、それは日本人特有のなのかもしれませんね。
宮崎駿監督から、現代を生きる子どもたちへのメッセージがアーヤに込められていると感じます。
そんなアーヤの魅力を宮崎吾朗監督がジブリクォリティーかつ3DCGで表現している。
それが『アーヤと魔女』。
ぜひ、ご家族でご覧になって欲しい作品です。
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