『アーヤと魔女』のエンディングで登場するイラストが「ジブリらしい」と話題になっています!
アーヤ、マンドレーク、ベラヤーガの"その後"の生活を描いているイラストが、なんともほっこりしますよね。
『アーヤと魔女』はジブリ初の3DCGで制作されたアニメーションです。
これまで発表された作品から"ジブリは手描き"と捉えていたファンには、なぜジブリが3DCG?と感じる方も多いでしょう。
今回は『アーヤと魔女』のエンディングのイラスト誕生秘話についてお伝えします!
では、さっそく見ていきましょう!
『アーヤと魔女』エンディングの絵を描いたのは宮崎吾朗監督
『アーヤと魔女』は、宮崎吾朗監督作品です。
宮崎駿監督の息子さんって絵が描けるの?と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回『アーヤと魔女』のエンディングで使われたイラストは、すべて宮崎吾朗監督が描いた絵コンテの中から選ばれたものなのです。
年末の録画見てるけど
アーヤと魔女のエンディングがめっちゃかわいい
やっぱ手書き好きやなー pic.twitter.com/7HwTPzoN5V
— フクロウ (@Owlontheperch) January 2, 2021
「ハウルの動く城シリーズ」で有名な、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作「アーヤと魔女」は、彼女の遺作であるため、物語が途中のまま終わってしまう作品です。
我が家の子どもはアニメ『アーヤと魔女』を初めて観たとき「えーっ!これで終わりなの?」と叫んでいました(笑)。
宮崎吾朗監督は、この突然終わってしまう物語に、後日談のようなものがあったら楽しいのではないか?と感じたようです。
遊び心で絵コンテ(映画の設計図のようなもの)にイラストを描いていたところ、これを見たスタッフから「このまま使おうよ」ということになり、あのエンディングが完成したと、アニメージュプラスの取材で監督が語っています。
アーヤ、マンドレーク、ベラヤーガ3人の楽しい日常が描かれていて、気分がハッピーになりますよね。
私も「そっか、マンドレークはアーヤの言いなりになって過ごしていくのね」なんて物語を振り返りながらエンドロールを眺めていました。
そしてさらに『アーヤと魔女』の主題歌「あたしの世界征服」もエンディングのイラストにピッタリです!
我が家では子どもが主題歌に大ハマりしました。
主題歌はアーヤの母親役声優、インドネシアで大人気の歌手シェリナ・ムナフさんが務めました。
『アーヤと魔女』エンディングのイラスト(絵)のほうがジブリらしい!?
『アーヤと魔女』はジブリ初のフル3DCG作品ですが、そのCG感が"ジブリっぽくない"なんて声があることもしばしば。
しかし、背景や音響などジブリクォリティーは細部に感じられ、違和感なく観ることができたという声もあるようです。
さまざまな声がある中、エンディングのイラストがジブリらしい!という方も多いんですよね。
やっぱりジブリは手描きがイイ!、温かみがあるなどの感想があるようです。
エンディングのイラストは、フィルムコミックアーヤと魔女に全シーンが掲載されています。
我が家では、このコミックを読みながら家族で映画の思い出に残るシーンを振り返っているんですよ。
ちなみに、コミックの表紙に描かれている、映画オープニングの色彩豊かなイラストも、作中登場するベラヤーガの似顔絵も宮崎吾朗監督が描いたものなのです。
どれも、宮崎吾朗監督のセンスが光るイラストばかりです。
2021年1月に開設されたスタジオジブリ公式ツイッターでは、宮崎吾朗監督直筆のイラストを見ることができます。
『アーヤと魔女』エンディングのイラスト|まとめ
いかがでしたか?
『アーヤと魔女』のエンディングで流れるイラストは、宮崎駿監督のご長男、宮崎吾朗監督が描いたものです。
宮崎吾朗監督が描いた『アーヤと魔女』の絵コンテにとりあえず入れておいたものがエンディングに使われることになるなんて、ファンとしてはとても嬉しいエピソードです。
3DCGではなく、手描きの方がジブリらしいなんて声もありますが、これからのアニメ制作に挑もうとする宮崎吾朗監督のセンスが光る作品だということがご理解いただけたかと思います。
これからを生きる子どもたちへの大切なメッセージが込められている『アーヤと魔女』。
アニメをきっかけに、ぜひご家族でコミックや原作本、絵本などで親子時間を過ごせたらいいですね。
ところで『アーヤと魔女』で登場した呪文って、今言えますか?
子どもにリクエストされて文字起こししてみました。
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