『アーヤと魔女』12人の魔女とは?母親が追われている理由は?

アーヤと魔女
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スタジオジブリ作品『アーヤと魔女』でアーヤの母親が追われているとされる12人の魔女やその理由について考察します。

『アーヤと魔女』でお母さんがアーヤを預ける時に託した手紙には「仲間の12人の魔女に追われています」と記されていました。

とっても気になる内容ですよね。

ところがこの仲間の12人の魔女、劇中には一切登場しないため、どんな魔女なのかが気になるところ。

今回は、アーヤの母親が子どもを預ける理由になった仲間の12人の魔女についてお伝えします。




『アーヤと魔女』12人の魔女とは|原作はどうなってる?

『アーヤと魔女』で語られる仲間の12人の魔女を探るために原作をたどってみました。

「アーヤと魔女」の原作者はハウルの動く城シリーズで有名な、ダイアン・ウィン・ジョーンズ(1934-2011)さんです。

原作には映画と同様、アーヤの母親が聖モーウォード子どもの家に預けるときに託した手紙に登場します。

なかまの12人の魔女に、追われています。
逃げきったら、この子を返してもらいに来ます。
何年もかかるかもしれませんけれど。
この子の名前は、アヤツルです。

魔女なんて、ばかばかしい!と憤慨した園長。

人をだますような名前(アヤツル)は良くないと、出生届を出す時に名前をアーヤ、苗字をツールとした

と、原作では記されています。

どうですか?

スタジオジブリ作品の『アーヤと魔女』、原作の「アーヤと魔女」どちらも12人の魔女については、同じ扱いで描かれていますね。

このシーンでは映画・原作ともに、副園長が手紙を見て「この子のお母さんが12人の魔女の仲間だとしたら、この人も魔女ってことですよね」と語っています。

魔女であるアーヤの母親は、何らかの理由でアーヤを自分のそばから離さなければならなったのでしょう。

そして、聖モーウォード子どもの家のシェパーズパイが美味しい!とアーヤに伝えています。

私は、アーヤのお母さんもこの孤児院の出身なのではないかと思いながら作品を観ていました。

あなたはどう思われますか?

ファンタジーの女王ともいわれるダイアナ・ウィン・ジョーンズが紡ぐ物語は、とてもドキドキワクワクする作品ばかり。

大ヒットとなったハウルの動く城シリーズは、我が家でも子どもが夢中になって読んでいます。

そして実は、

「アーヤと魔女」は彼女の遺作で、物語のありとあやゆる部分に伏線が残っている作品なのです。

宮崎吾朗監督は、この作品を読んだとき「彼女の作品にしては隙間が多い」と語っています。

くわしくは、こちらの記事をご覧ください。

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『アーヤと魔女』12人の魔女とは|なぜ仲間に追われている?

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作「アーヤと魔女」では、魔女の仲間について副園長が次のように語っています。

「この赤ちゃんのお母さんが、12人の魔女のなかまなんだとしたら、その人も、魔女だってことですよね。*魔女団のなかま全員をおこらせるようなことを、したんでしょうか」
*魔女団は、13人の魔女からなるといわれる。

アーヤの母親は、所属していた魔女団内にある掟(おきて)に縛られることが嫌で、その集団から逃げ出したのでしょう。

スタジオジブリ作品『アーヤと魔女』では、魔女団の掟を破り飛び出していく、アーヤの母親を止める若かりしベラヤーガとのやりとりが、回想シーンで描かれています。

「12人のババアに操られるなんざ、あたしは御免だね」

アーヤの母親が、12人の魔女たちに操られることを拒んでいる様子がわかります。

原作でも映画でも、アーヤの母親が所属していたであろう13人からなる魔女団には、どんな掟があり、どのように破ったのかは描かれていません。

私は、アーヤの性格から考えると、母親は魔女団のさまざまな縛りにうんざりし「もう、やってらんないよ!」との感情が溢れ出し12人の魔女たちから逃げることを決意。

自分の身の危険を感じながらアーヤを孤児院に預けたのではないかと考えています。

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『アーヤと魔女』12人の魔女とは|アーヤの髪型にヒントが!?

「アーヤと魔女」の原題は「EARWIG AND THE WITCH」です。

直訳すると「ハサミムシと魔女」。

あれっ?と思いませんか。

アーヤという名前は、日本語訳で"操る"を「アーヤ・ツール」にしたことから付けられたもの。

ハサミムシには「陰から操る、こっそりほのめかすことによってそそのかす」との意味があり、アーヤの髪型も実はハサミムシをイメージしているのです。

ハサミムシのような髪型をした女の子が、陰から人を操る。

だから、人から操られるのは嫌い。

したたかな女の子は、これまでジブリ作品にはないキャラクターですよね。

これからを生きていく子どもたちには、この「嫌味のないしたたかさ」が必要だと感じた宮崎駿監督が、この作品のアニメ化を薦めた意味を感じ取ることができますね。

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スタジオジブリ作品『アーヤと魔女』のオープニングでは、颯爽とバイクに乗って走るアーヤの母親のシーンが印象的です。

このシーンは、あの黄色いシトロエンに追われていますが、私は12人の魔女団から逃げていることをイメージしました。

なんといってもこの作品の魅力は、アーヤの何事にもくじけず、前向きに捉える"強さ"です。

そのアーヤを産んだお母さんですから、きっと追われている12人の魔女たちに対しても、いつかアーヤを迎えに来たとき、したたかな強さを持って仲間に挑んでいくんでしょうね。

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『アーヤと魔女』12人の魔女とは|まとめ

・12人の魔女については、原作でも描かれておらず、アーヤを預ける時の手紙に記されているのみ。
・12人の魔女の仲間とは、アーヤの母親が所属していた13人からなる魔女団のこと。
・アーヤの髪型は、EARWIG(ハサミムシ)をイメージしたもので、意味は"陰から人を操る"。
・人に操られることが嫌なアーヤとアーヤの母親。
・魔女団の掟に縛られることが嫌で、掟を破り12人の魔女から追われることになったのでは?

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作なので、さまざまな伏線を張ったまま発表された「アーヤと魔女」。

あなたならどんな物語の続きを描きますか?

我が家では子どもが、この作品をきっかけに、大人気となった「大魔法使いクレストマンシーシリーズ」も読み始めています。

アニメをきっかけに、さまざまな文学作品に触れるきっかけをくれるジブリ。

たくさんの想像力を育んでほしいですね。

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