個性あふれるキャラクターが、猫ばかりのジブリ映画『猫の恩返し』。
主人公が猫を交通事故から助け、恩返しとして猫の国へ招待されるファンタジー作品です。
今回は『猫の恩返し』で登場する猫の国の王様、猫王の紹介をします。
猫王の名前や最後、その後どうなったかを考察してみました。
そのほか猫王の声優やモデル猫の種類もあわせて紹介!
ぜひ最後までご覧くださいね。
『猫の恩返し』猫の国の王様、猫王の名前は?
猫王の名前は、現在も明かされていないのです。
猫王の秘書や給仕に「猫王様」と呼ばれています。
「猫王様」はただの役職名のようなものだと考えられるので、本名はまた別にあるのでしょう。
猫王はわがままで自己中心的な性格をしており、猫民はみんな猫王を恐れている様子です。
もしかすると、王様なのに自分の名前を呼ばれると馴れ馴れしいと感じるのかもしれません。
そのため、誰にも本名を教えず「猫王様」で徹底している可能性もありますよね。
原作での猫王の読み方は「みゃうおう」でしたが、ジブリ作品では「ねこおう」です。
今はヒントもなにも公開されていませんが、いつか明かされるときがくると嬉しいですね。
『猫の恩返し』王様(猫王)の最後やその後は?
ハルを猫の国の妃にしようとたくらんでいた猫王の作戦は失敗に終わり、引退することを決意しました。
今までの自分の行いを反省した様子を見て、側近のナトリも一緒に引退すると言ったのです。
お城の後継者はルーン王子に譲り、これからはナトリと一緒におとなしく生きていくのでしょう。
もうひとつ有力な情報として、原作でバロンが猫王に対して「この世界ごと滅ぼしてやろう!」と言っていたセリフがあります。
猫王がしつこくバロンに迫っていたことで、バロンは怒って猫の世界を滅ぼそうとしました。
もしそのまま滅ぼしてしまえば、猫のお城はなくなり、王様の座もなくなることになりますよね。
どちらにしてもバロンと出会ってしまうことにより、成敗されていたことでしょう。
猫王は、原作では王妃に逃げられているのです。
王妃が逃げ出した原因がわからないまま家来を使って探しだしていました。
しかし、今回で自分に原因があることがわかったでしょう。
反省し今までしてきたことを償うことで、猫王のところに王妃はまた帰ってきてくれるのかもしれませんね。
猫王は悪い猫に見えるけれど、ナトリは猫王を慕っているし、ルーン王子も猫王を尊敬している様子。
きっと猫民は猫王のことを心から悪い人だとは思っていないはずなので、猫王を見放したりなどはしないでしょう。
『猫の恩返し』王様(猫王)の声優、猫の種類は?
猫王の声優を務めたのは、俳優の丹波哲郎(たんば てつろう)さんです。
丹波哲郎さんは、2006年に84歳で他界されています。
丹波哲郎さんの俳優活動は50年以上に渡り、出演映画は海外映画を含んだ300本以上に至るほどの大物俳優でした。
丹波哲郎さんは声優経験が浅いですが、演技力が抜群なので猫王のようなコミカルな役にもハマることができます。
猫王の渋く迫力のある声は、丹波哲郎さんにしかできないものですね。
猫王のモデルになった猫の種類はペルシャです。
猫王は、猫の国の最高権力者。ペルシャ猫です。
わがままで自己中心的な性格で、自分の思った通りに物事が運ばないと、気が済まないタイプ。元々の目的よりも、結果を重視して暴走するところがあります。声を担当したのは、丹波哲郎さん。#猫の恩返し pic.twitter.com/8UY54ykYTT— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 20, 2021
ペルシャは、純血種の猫の中では最古の品種の1つとされています。
つぶれた低い鼻とゴージャスなロングヘアが特徴的ですよね。
「猫の王様」と称されるほど、性格はおとなしく温厚で上品。
ペルシャの性格は猫王と真逆と感じてしまいますが、多方面から猫の王様を感じさせるペルシャ猫がイメージにぴったりだったのでしょう。
そして、猫王は左右違う目の色をしたオッドアイなのです。
オッドアイはかなり希少で、王様の特別感を出すためにオッドアイを採用したのでしょう。
『猫の恩返し』王様(猫王)がいた猫の国は死後の国?
ムタやムーン王子、ナトルが人間の世界と猫の国を行き来できていることもあり、死後の国ではないと考えられます。
「自分の時間を生きられないやつが行くところ」
作中で、猫の国のことをムタがこのように語っているシーンがありました。
「猫の恩返し」では「時間」という言葉を使ったセリフがよく出てきます。
そのセリフが、この作品を観た人を猫の国は死後の世界なのだと思わせる、おもな理由なのでしょう。
また「猫の恩返し」の原作では、猫の国は死んだ猫が行くところとなっています。
原作では、ユキがハルの飼っていた猫で、ハルが小学生のときに交通事故で死んでしまったのち、猫の国に行ったのです。
猫の恩返しのユキちゃん映画では野良猫の孤児だけど原作でははるちゃんの飼っていたネコで脱走した時に車に轢かれてしまったんやで…闇深…
しかもはるちゃんは心のどこかでユキちゃんが生きてるって信じてたけど猫の国(猫の死後の世界)で再開して初めてユキちゃんの死を実感してしまうねん— ゆ の ち ゃ ん 🐰 (@KIg1uEGG8KSvXg7) August 30, 2018
しかし、森田宏幸監督は、子どもたちが楽しめる映画にしたいと考え、悲しく重いストーリーの設定を変更しました。
そのため原作漫画を読んだファンはその設定を植え付けられているので、映画でも猫の国は死後の世界と思っている人が多いのだと考えられます。
猫の国に入ると魔法がかかったようになり、少しでも猫の国がいいな…と思うと猫化してしまうのです。
そういった魔法にかかってしまうので、異世界ということに変わりはなさそうですね。
『猫の恩返し』王様(猫王)まとめ
・秘書や給仕は「猫王様」と呼んでいる
・原作の読み方は「みょうおう」
・猫王のキャスト声優は俳優の丹波哲郎(たんば てつろう)さん
・猫王、猫の種類はペルシャ
・猫の国が死後の国となっているのは原作の設定
『猫の恩返し』には、猫王のほか、魅力的なキャラクターがたくさん!
こちらの記事もオススメです。
猫の恩返し|ナトルの性別は?可愛い声や猫の種類ナトリとの関係も
猫の恩返しのムタ!最後のセリフが聞き取れない!何て言ってる?
猫の恩返し|ルーン王子がクッキーをくわえてたのはなぜ?声優や猫の種類についても調査!
コメント