ハウルの動く城のソフィーについて紹介していきます。
ソフィーは荒れ地の魔女に老婆になる呪いをかけられてしまいますが、ところどころで若返るシーンがあるのです。
若返る理由がとても気になるところです。
なぜ、魔法使いでもないソフィーが、荒れ地の魔女に呪いをかけられてしまったのか。
ハウルとの出会いで自分に自信を持っていくソフィーも見どころです。
ソフィーは魔女?と思うシーンもありますが、原作から明らかになってきます。
若返ったり、老いたりするソフィー、なぜ年齢が変わるのか、そこからわかる宮崎駿監督の想いもお伝えしていきます。
- 『ハウルの動く城』ソフィー、プロフィールや性格は?
- 『ハウルの動く城』ソフィーにかけられる呪いとは!?
- 『ハウルの動く城』ソフィーの呪いの正体とは!? 若返るシーンその1
- 『ハウルの動く城』ソフィーの呪いの正体とは!? 若返るシーンその2
- 『ハウルの動く城』ソフィーの呪いの正体とは!? 若返るシーンその3
- 『ハウルの動く城』ソフィーが荒地の魔女に呪いをかけられるのはなぜ?
- 『ハウルの動く城』ソフィーとハウルの出会い 自信が芽生える
- 『ハウルの動く城』ソフィーは魔女か?キスの力を考察
- 『ハウルの動く城』ソフィーは魔女かも? シーンその1
- ハウルの動く城 ソフィーは魔女かも? シーンその2
- 『ハウルの動く城』ソフィー 原作でその正体が明らかに!
- 『ハウルの動く城』ソフィーの声優は誰?
- 『ハウルの動く城』ソフィーから学ぶ、宮崎駿監督が考える老いること
- 『ハウルの動く城』ソフィー まとめ
『ハウルの動く城』ソフィー、プロフィールや性格は?
ハウルの動く城の主人公は、ソフィーという1人の若い女性です。
まず、ソフィーのプロフィールと映画の中での性格を細かく紹介していきたいと思います。
ソフィーのフルネームは、ソフィー・ハッターと言いますが、映画でフルネームが出てくるシーンはありません。
ソフィーは、ペンドラゴンという帽子屋で働いています。
お店の小さい部屋で帽子に飾りを付けているところが、ソフィーの登場シーンです。
お店の店員たちは、楽しそうにハウルについて話している傍らで、黙々と作業をしているソフィー。
みんなと群れず、一匹狼のような印象を受けます。
ソフィーは18歳です。
映画ではソフィーの家族として、妹のレティ、母親のハニーが登場します。
そんな、ソフィーの性格は、ネガティブで消極的、18歳とは思えないほどの落ちつきがあります。
派手な妹と母と比べ、洋服も地味な色を着ているソフィー。
「私なんて美しかったことなんて一度もないわ!」と言う場面もあり、自分は美しくないと感じていたのでしょう。
妹のレティは、姉のソフィーに好きなことをしてほしいと訴えているほど、ソフィーが消極的なのがわかります。
ソフィーを見ていると、もっと自分に自信を持って!と言いたくなりますね。
『ハウルの動く城』ソフィーにかけられる呪いとは!?
ソフィーの正体と若返る理由を考察します!
『ハウルの動く城』で、ソフィーは荒地の魔女に呪いをかけられてしまいます。
ハウルが荒れ地の魔女に追われているときに、ソフィーと出会うのです。
その後、帽子屋に荒地の魔女が現れ、老婆になる呪いをかけるのです。
なぜ、一般人のソフィーが呪いをかけられてしまうのか?
それはソフィーの正体にありました。
原作では、ソフィーは小さな魔力をもっているとされているのです。
ソフィーの言葉がそのまま実現になるとされています。
荒地の魔女もソフィーの魔力を感じて、呪いをかけたのかもしれませんね。
作中では、老婆にされたはずのソフィーが、元の18歳のソフィーに戻っているシーンがあります。
なぜ元のソフィーに戻っているの?呪いが解けたのかな?と、疑問を持つシーンです。
若返るシーンは、ソフィーが真剣に話しているシーンやハウルのことを考えているシーンです。
ソフィー自体が老婆である現実を忘れているからなのかな、と私自身で考察していました。
原作でソフィーにも魔力があると知り、ソフィーの言葉、気持ちが若返っているときには、見た目も若返るのだとわかりました。
ここまでわかってくると、どのシーンで若返っていたのか、もう一度見直して確かめてみたくなりますね。
『ハウルの動く城』ソフィーの呪いの正体とは!? 若返るシーンその1
ハウルの動く城のソフィーは、荒地の魔女に呪いをかけられて老婆にされてしまいます。
老婆の姿を見られずに生活するためソフィーが家を出たところ、ハウルの動く城に遭遇し、住み込むことになります。
カルシファーとも話している姿を見て、マルクルが「魔女ではないですよね?」と問います。
確かに、呪いをかけられ、ハウルの動く城に入り、カルシファーと話しているソフィーは何者なのか、正体が気になりますね。
また、老婆にされたソフィーですが、映画の中で若返るシーンがあるのです。
ソフィーがハウルの動く城に住み始めて間もない頃、夜中にハウルが戦場から帰ってきます。
ハウルが、リビングで寝ているソフィーを見ると、茶髪の18歳のソフィーに戻っているのです。
なぜ、若返っているのか、私も最初に見たときは疑問に思いました。
そのシーンのハウルは、なにかを感じているような表情をしており、ソフィーに対してどのような感情を抱いているのか、考えさせられます。
寝ている間は、心も姿も元のソフィーに戻るのかもしれないですね。
『ハウルの動く城』ソフィーの呪いの正体とは!? 若返るシーンその2
ハウルの動く城に住み始めて、ハウルが王様から呼ばれていることを知ったソフィー。
しかし、ハウルは、王室付き魔法使いのサリマンを怖い人だと恐れており、王宮に行こうとしません。
そこで、思いついたのが、呪いで老婆になったソフィーが、ハウルの母として王宮へ行くということです。
ソフィーは、王宮でサリマンに「ハウルは来ません。」とはっきり言います。
ハウルが、王宮を嫌がっていることや、王宮のやり方は間違っていると、胸を張って言う姿はとてもかっこいいです。
そして、そのときのソフィーも若返っているのです。
サリマンは、「随分、若いお母さんだこと。」と、くすっと笑います。
魔法使いのサリマンには、ソフィーの正体はわかっているのでしょう。
ハウルを想って行動するソフィーと、そのソフィーを心配して駆けつけるハウル。
このシーンではお互いを想いやる姿がとても素敵です。
『ハウルの動く城』ソフィーの呪いの正体とは!? 若返るシーンその3
ソフィーが王宮から小型の飛行機で帰ってきた際、ハウルの動く城に突っ込んでしまいます。
そこで、ハウルは引っ越しを決意します。
引っ越しと言っても、魔法使いの引っ越しです。みるみるうちに家の中が綺麗になっていきます。
ハウルはソフィーのために、花畑の扉を作ります。
そこは、ハウルの秘密の庭であり、子供の頃に行っていたところでもあるのです。
花畑を見たソフィーは、「不思議ね、私前ここに気か気がするの、涙がでちゃった。」とつぶやき、姿も若返るのです。
しかし、このシーンでは、ソフィーが老婆に戻る姿も描いています。
ハウルにソフィーは美しいと言われますが、そこで「年寄りのいいところは、無くすものが少ないことね。」と、老婆のソフィーに戻ってしまうのです。
ハウルからのプレゼントを純粋に喜んでいたソフィーですが、現実を思い出すと姿も戻ってしまうのですね。
3つのシーンを紹介しましたが、その1では、茶髪に戻っていたソフィーですが、その2、3では髪の色は銀色のままなのです。そこにどのような意味があるのか、気になるところです。
『ハウルの動く城』ソフィーが荒地の魔女に呪いをかけられるのはなぜ?
先ほども述べましたが、ハウルの動く城で、ソフィーは荒れ地の魔女に呪いをかけられてしまいます。
ソフィーが帽子屋にいるときに荒地の魔女が訪ねてきます。
そのシーンがソフィーと荒れ地の魔女の初対面なのです。
初対面でソフィーは荒れ地の魔女に呪いをかけられてしまうのです。
ソフィーは荒れ地の魔女に恨みを買うようなことは何もしていません。
なのに、なぜ、呪いをかけられてしまったのか。
ここでは、その考察をしていきます。
ソフィーは妹に会いに行く途中で兵士に声をかけられ、戸惑っているところをハウルに助けられています。
そして、ハウルはそのとき、荒地の魔女に追われていたのです。
ハウルとソフィーが一緒にいるところを見て、2人は知り合いだと思った荒れ地の魔女が、ソフィーの帽子屋を訪れたのです。
しかし、一般人にいきなり呪いをかけるのは、荒れ地の魔女でもひどすぎます。
荒れ地の魔女は去り際に、「ハウルによろしく。」と残していきます。
そこから、ソフィーが今後ハウルと会うことになることを、荒れ地の魔女は知っていたのではないでしょうか。
また、原作ではソフィーは小さな魔力を持っているとされています。
荒れ地の魔女は、ソフィーの魔力を感じて、ソフィーに呪いをかけたということも考えられます。
とはいえ、いきなりあった人に老婆にされてしまうのは、かわいそうですよね。
『ハウルの動く城』ソフィーとハウルの出会い 自信が芽生える
ソフィーが暮らしている国では、ハウルという魔法使いがいて、綺麗な女性は心臓を食べられてしまうと噂されています。
そして、ハウルが住んでいるのが、ハウルの動く城です。
それほど、ハウルは人々に知られている魔法使いです。
ソフィーが妹のカフェに行く途中で、兵士に声をかけられ、道を塞がれてしまいます。
困っているときに、助けてくれるのがハウルなのです。
ハウルはソフィーを助け、目的地まで送っていきます。
ソフィーと出会うところが、ハウルの登場シーンですが、ハウルは気品に溢れていて、女性にも慣れているような印象を持ちます。
ハウルに心臓を取られてしまうと噂されていて、本当にこの人が?と最初は思いましたが、のちに、心臓と言っても恋として心を奪われてしまうことだとわかり、納得しました。
ソフィーは、自分に自信のない女性として描かれていますが、ハウルと出会い、ハウルに恋をして、だんだんと自信を持っていきます。
最後のシーンのソフィーの表情は、自信に満ち溢れていてとても美しいです。
『ハウルの動く城』ソフィーは魔女か?キスの力を考察
『ハウルの動く城』のソフィーは、原作では魔力を持っていたり、若返るシーンがあったりと、本当は魔女なの?と思うシーンをたくさん紹介してきました。
今回は映画の終盤のシーンを紹介していこうと思います。
映画の終盤では、ハウルの動く城がなくなってしまったり、ソフィーたちがバラバラになってしまったりと、この先どうなってしまうのか、ドキドキするシーンがたくさんあります。
その中で、ソフィーとのキスにも魔力があるのかもしれないと思うシーンがたくさんあります。
ハウルが戦場からソフィーの元へ戻ってきたとき、ハウルは姿を変えたまま、心がここにないような表情をしていました。
片足もなく傷もあります。
その姿を見たソフィーは、ハウルにキスをして、カルシファーの元へと2人で戻るのです。
ハウルの姿は、今にも倒れてしまいそうですが、ソフィーのキスで力を振り絞り、連れて戻るのです。
カブ頭のカブは、身を挺してソフィーを助けます。
枝もすり減ってしまったカブ。
ソフィーが声をかけたときには、動かなくなってしまいました。
そのカブに、ソフィーはキスをします。
すると、カブは王子様の姿に変わるのです。
呪いでカカシにされていたのです。
愛する人のキスで姿が戻るのはとても素敵ですね。
ハウルとカルシファーの契約を知ったソフィーは、ハウルに心臓を取り戻します。
カルシファーも元の姿に戻り、空へと帰っていきます。
しかし、空へと戻ったカルシファーですが、またみんなの元に戻ってきます。
そのカルシファーにソフィーはキスをします。
最後のシーンでは、新しいハウルの動く城が、カルシファーの火で動いている様子が描かれています。
ソフィーのキスは、みんなを繋ぎ、良い方向に導いてくれているような気がしますね。ソフィーのキスにも魔力があるのかもしれません。
『ハウルの動く城』ソフィーは魔女かも? シーンその1
ハウルの動く城で、原作では、ソフィーは魔力を持っているとされています。
そして、ソフィーが本当は魔女かもしれないと思ったシーンがあるので、紹介していきたいと思います。
今までも述べてきましたが、1番に感じたのは、ソフィーが若返るということです。
老婆の呪いをかけられているにも関わらず、前述に述べたように、若返るシーンがたくさんあります。
そして、そのソフィーを見ているハウルの表情からも、ハウルにも若返っているのが見えているようでもありました。
呪いをかき消すほどに、ソフィーにも魔力があることがわかるシーンです。
また、呪いをかけられたカブ頭のカブや、荒れ地の魔女等、ソフィーの周りには、魔法や呪いにまつわる人々が集まってきます。
それも、ソフィーの力なのかもしれません。
ハウルの動く城 ソフィーは魔女かも? シーンその2
ハウルの動く城の最後のシーンで、ソフィーはハウルとカルシファーの交わしていた、命と魔法の契約を解きます。
ハウルの心臓と引き換えに魔法を渡していたカルシファー、ハウルに心臓を戻したら、2人とも無事でいられるのかは、わかりません。
ソフィーは、「どうか、カルシファーが千年も生き、ハウルが心を取り戻しますように。」と唱え、ハウルに心臓を戻します。
すると、カルシファーは悪魔に戻り、空へと帰っていきます。ハウルも息を吹き返します。
ハウルとカルシファーの契約は解け、2人も無事であったのは、ソフィーの願いがあったからかもしれません。
ソフィーは魔女かもしれないと思ったシーンの1つです。
『ハウルの動く城』ソフィー 原作でその正体が明らかに!
ハウルの動く城では、ソフィーの生い立ちや家族関係、魔力のことなど、説明されていないことがたくさんあります。
私がまず疑問に思ったのは、ソフィーと妹、母親が全く似ていないということです。
妹と母親は、顔もそっくりで、華やかな服装に周りを明るくするような性格はとっても似ています。
対象にソフィーは、自分から目立つようなことはしない性格で、服装も地味な印象を持ちます。
ソフィーの家族関係は原作で明らかになっています。
父は亡くしており、ハウルの動く城に登場する母親のハニーは、父の2人目の妻なのです。
前妻との間にソフィーが生まれ、ハニーとの間に妹のレティが誕生するのです。どうりで似ていない訳です。
また、原作にはもう一人妹がいます。
ソフィー姉妹は、父を亡くし、別々に生活するようになったのです。
また、前項でお話ししましたが、映画のハウルの動く城では、ソフィーに魔力があるとは言われていません。
しかし、原作ではソフィーにも言ったことが現実になる、という魔力があるのです。
荒地の魔女が、呪いをかけた理由も、ソフィーの魔力を感じてかもしれませんね。
原作を知ると、映画ハウルの動く城では、描かれていない部分がたくさんあります。
なにも知らずに見る『ハウルの動く城』も魔法の世界観が良く、楽しんで見ることができます。
原作を知ってから見るハウルの動く城は、納得できる場面がたくさんあり、違った面白さがありますよ。
『ハウルの動く城』ソフィーの声優は誰?
ハウルの動く城では、元の18歳のソフィーと、呪いをかけられたあとの90歳のソフィーが登場します。
その声や話し方も18歳と90歳では、違うように聞こえます。
ソフィーの声優を担当しているのは誰なのでしょうか。
ソフィーの声優は、倍賞千恵子さんです。
驚くことに、18歳、90歳のどちらのソフィーも倍賞さんが担当しています。
若いソフィーはハキハキとしているのに対し、老婆となったソフィーはどこか弱弱しさがあるような声をしています。
声を聴いただけでも、ソフィーが老婆にされてしまったのがわかります。
『ハウルの動く城』ソフィーから学ぶ、宮崎駿監督が考える老いること
宮崎駿監督の伝えたいこと。
『ハウルの動く城』のソフィーは、老婆になる呪いをかけられながらも、若返ったり、老いたりしており、多くの方が疑問に思っているシーンがたくさんあります。
また、荒地の魔女も、若い姿からいきなり元の老いた姿になるなど、老いに対して触れるシーンが多いです。
そして、ハウルは「美しくなかったら、生きていたって仕方ない。」と、容姿を気にしており、逆にソフィーは「美しかったことなんて一度もないわ!」と自身の容姿を否定しています。
このように、ハウルの動く城は、年齢や容姿に対して、考えさせられる作品でもあるのです。
なぜ、老いることを重要視しているのか、宮崎駿監督は、この作品から何を伝えたかったのでしょうか。
映画の中では、ソフィーが若返ることなど、説明されずに話が進んで行きます。
宮崎駿監督は、ハウルについて次のように語っています。
説明するための映画は作らないと決めた以上、俺は説明しないっていうことでやったら、やっぱり半分ぐらいの人は、わからないみたいなんですよね。これはきわめて不愉快な現実でしたね。
ソフィーの魔力や若返ることは説明しないと決めていたようですね。
このインタビューで、説明しなくても作品の描写やセリフで感じ取ってほしいという想いが伝わってきます。
また、作成当時には、このように語っていました。
63になった自分にもそういう経験があるけれども、人と話していて、自分が20代の若者になっているときもあるし、少年になっているときもある。そうかと思えば、自分がまだ達していない80のおじいちゃんになっている時もあって、それを絵にするとこうなるんだ。
人は、話す相手、話す内容、その心境で、若くもなり老いたりもすることを作品で伝えているのですね。
そして、ソフィーも言葉や気持ちで若返るように、言葉は意志でありその人自身であることを意味しているのかもしれません。
また、宮崎駿監督はハウルの動く城の作成時、深いところにテーマを置いているため、ややこしい作品になったと話しています。
たくさんの伝えたいことを、ぎゅっと収めた作品になっているんですね。
宮崎駿監督の言葉からも、ハウルの動く城は言葉の重さ、重要性を伝えている作品だとわかりました。
また、私は自分の気持ち次第で、若返ることも老いることもできる、自分に自信を持ってと言われているように感じました。
『ハウルの動く城』ソフィー まとめ
ハウルの動く城のソフィーは、疑問に思うシーンも多く、映画では伝わりきらないことも多い登場人物です。
最後に、ソフィーについてまとめていきます。
ソフィーとハウル
ソフィーは、自分から前に出る性格ではなく、自分に自信のない女の子です。
荒地の魔女に老婆にされてしまいますが、家を出てたどりつくのがハウルの動く城です。
そこで掃除婦として住み込み始めます。
ハウルと過ごし、ハウルにどんどん惹かれていくソフィー。
ハウルや家族を守るために行動していきますが、それを経て、ソフィーは強くたくましくなっていきます。そして、自分にも自身を持っていくのです。
映画を見て感じる疑問
老婆にされたソフィーですが、ときどき若いソフィーに戻るのです。
なぜなら、ソフィーは魔力を持っていて、自分の言葉や気持ち次第で姿が変わるのです。
元々自分に自信のないソフィー、その気持ちで老婆になっているのかもしれません。
また、ソフィーは魔女なのかと思う場面もたくさんあります。魔力を持っていると知ると納得がいきますね。
宮崎駿監督が伝えたいこと
ハウルの動く城は、映画で説明されていない部分が多い作品です。
そのなかで作者は何を伝えたかったのでしょう。
宮崎駿監督は、ソフィーの言葉が現実になるということで、言葉の重みや、言葉の重要性を伝えたかったのです。
また、自分の言葉や気持ち次第で若くも老いもできる。
自分に自信を待つことも伝えたかったのでしょう。
ハウルと出会って自分に自信をつけていくソフィー、そして、心をなくしたハウルもだんだんと人間らしく人を守りたいという感情が出てきます。
その2人の恋愛も見どころです。
戦争のある世界の厳しさや、魔法がある世界の世界観も味わえる作品です。
最初に見たときには、なんでだろう?と思うシーンもたくさんありました。
でも、原作や解説を読んでからみると、作者の想いも伝わってきてとても深い映画に見えてきます。
心臓を奪ってしまうほどイケメンなハウルも見どころですよ!
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