『借りぐらしのアリエッティ』キャスト・声優一覧まとめ！翔・スピラー・ポッドなど豪華すぎるキャスティング

借りをして暮らしている小人の物語『借りぐらしのアリエッティ』。

1つの家が舞台となり、人間と小人の世界観が味わえる作品です。

今回は、キャラクター1人1人の紹介も兼ねて、登場人物の声優、全キャストの紹介をしていきます。

声優陣は、誰もが知っている方ばかりですよ！

声優やセリフの意味を考えた上でみる作品は、少し違った景色に感じます。

さぁ、では一緒にみていきましょう。

『借りぐらしのアリエッティ』声優：アリエッティ役　志田未来

借りぐらしのアリエッティは、主人公であるアリエッティが借りをしながら生活する日常を描いている作品です。

アリエッティとは、どのようなキャラクターなのでしょうか。

アリエッティの声優をしているのは、女優の志田未来さんです。

自然に馴染むような透き通った声ですが、力強さも兼ね備えているところが魅力です。

アリエッティは草木に上り、ローリエの葉を取っているシーンで登場します。

軽やかすぎる身のこなしから、体は小さいですが、この家で不自由なく生活しているのだなという印象を受けます。

好奇心旺盛なアリエッティ。

初めての借りでは、人間の世界を見て「なんて大きいの。」と口にします。

翔の部屋に借りに入った際には、小人目線で時計の音が大きく聞こえ、人に見つかるのではないかと、私の鼓動も時計の音に合わせて大きく高鳴り、見入ってしまいました。

人に見られてはいけない一族ですが、翔という男の子にアリエッティの姿を見られてしまいます。

アリエッティは、「人間がみんな、そんなに危険だとは思わないわ。」と話しており、何度か翔に助けられ、心を開いていきます。

しかし、人間に見られてしまったため、アリエッティ一族は引っ越しを決断します。

 『借りぐらしのアリエッティ』声優：翔役　神木隆之介

借りぐらしのアリエッティで、アリエッティと心を通わす少年の翔。

心臓の病気を抱えており、手術前の療養のために大叔母の家に一週間泊まりに来ます。

そこで小人のアリエッティと出会い、アリエッティがピンチのときには助けてくれるキャラクターです。

翔の声優をしているのは、俳優の神木隆之介さんです。

#アリエッティ と #翔 の別れのシーンは、当初、はなれが舞台になる設定になっていました。しかし、米林監督が物足りなく感じ、庭の外れに変更。また、翔にとって屋敷は異界なので、そこから脱出させたほうがいいという思いから、自分の足で森を抜けさせたんだそうです☺️#借りぐらしのアリエッティ pic.twitter.com/2IoMZALMWB

— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 28, 2020

翔のキャラクターは、神木さんを声優と決めてから作られたと言われているほど、この作品で、翔の声は重要視されています。

一番印象的に感じたのは、翔がアリエッティを始めて見たときに「綺麗だね。」と、心の声が漏れたかのように言ったシーンです。

翔は12歳と聞いてびっくりするほど落ち着いており、まず綺麗という表現をするところに驚きました。

アリエッティの姿を始めてしっかりと見たときには、「滅びゆく種族。」と、厳しいことを口にしますが、心臓の病気を抱え、命について人一倍考えて生きてきた翔の人生を表しています。

その中で、翔がアリエッティに「君を見たとき、守ってあげられたらと思ったんだけど。」と言う場面があります。

アリエッティと出会い少しでも生きたいと思えた瞬間なのだと感じました。

そして、翔がアリエッティと別れる際の最後の言葉、「君は僕の心臓だ、忘れないよ、ずっと。」は、みなさんが考えさせられるセリフです。

死を覚悟していた翔に、初めて生きる希望となったアリエッティを、自分の心臓と例えているのだと、私はとらえました。

みなさんがどう受け取ったのか、作者が何を思って考えたセリフなのか、気になりますね。

 

翔についてはこちらの記事もオススメです

借りぐらしのアリエッティ｜翔の手術は成功した？考察してみた！

 

 『借りぐらしのアリエッティ』声優：ポッド役　三浦友和

借りぐらしのアリエッティで、アリエッティの父がポッドです。

借りをして一家を支えている大黒柱であり、翔に小人の存在を知られてしまったときには、引っ越しを決断するキャラクターです。

ポッドの声優は俳優の三浦友和さんです。

アリエッティと一緒に借りに行くシーンが印象的で、アリエッティの家から、壁の裏の釘の階段を通り、人間の世界に行く場面は小人ならではの光景でおもしろく感じますね。

借りぐらしのアリエッティ👗✂️

ドールハウスかわいいい pic.twitter.com/rW5YwXHWIT

— manami (@na_usica_a) August 23, 2018

アリエッティ一族が引っ越す際にも、ポッドがお母さんを支えながら進んで行くのが印象的で、

「お前の初めての獲物をお母さんに見せてあげなさい。」

「お母さんには黙っているんだよ、心配性だからね。」

というセリフからも、お母さん想いのお父さんというキャラクターが描かれています。

三浦さんの声も太く、低く。

あまり表情豊かではないポッドですが、声と相まって父の威厳を感じます。

 

 『借りぐらしのアリエッティ』声優：ホミリー役　大竹しのぶ

借りぐらしのアリエッティで、癒し的キャラクターが、アリエッティの母であるホミリーです。

ホミリーの声優をしているのは、女優の大竹しのぶさんです。

家政婦のハルさんに捕まってしまう場面は、ハラハラとさせられます。

アリエッティに助けてもらうところや、引っ越しの際にもポッドに助けられながら移動するところは、どこか見放せないホミリーの良さがあります。

また、借りに行くポッドとアリエッティを心配する姿は、家族を愛す母という印象を強く受けます。

アリエッティの借りに行く服を、「その色はやめたほうがいいんじゃない？」と口をはさむシーンは、自分の母親と重ねてしまいますね。

ホミリーが作るハーブティーを小さいポットで一滴ずつコップに注ぐところは、小人のサイズ感が伝わってきて、とても好きなシーンです。

 『借りぐらしのアリエッティ』声優：スピラー役　藤原竜也

借りぐらしのアリエッティの後半で、アリエッティ家族は引っ越しを決断します。

その道案内をしてくれるキャラクターが、スピラーです。

私の中で、スピラーは無口というイメージがありましたが、藤原竜也さんが声優だと聞いて、もう一度見直しました。

ポッドが家探しに行き、足を怪我してしまった際に出会ったのがスピラーです。

肌の色や着ている物もアリエッティ家族とは異なり、違う生活をしている小人であるとわかります。

「おれ、これ、ある。」と単語で話す姿も印象的で、「家族、、、おれ1人だ。」と、あまり会話をせずに生きてきたのでしょうか。

スピラーがどこでどのように育ったのか、気になりますね。

アリエッティ家族の引っ越しの際にやかん船に乗り、川を下る場面では、下を泳いでいる魚の大きさには驚きます。

翔とお別れをして、やかん船に乗っているアリエッティに、そっと木の実を渡すスピラー。

受け取ってもらったときにニコッと笑い、喜んでいるところに可愛さがあります。

こちらの記事もオススメです！

借りぐらしのアリエッティのその後ってスピラーと結婚した？

 『借りぐらしのアリエッティ』声優：貞子役　竹下景子

借りぐらしのアリエッティの、物語が繰り広げられている家や庭の家主が、翔の大叔母の貞子です。

優しく、包容力があり、みなさんが思い描くおばあちゃんそのものです。

声優をしているのは、竹下景子さんで、その声も話し方も、優しさ溢れるキャラクターです。

「私の第になっても、一度も姿を現さないわ。」と小人について話し、家に小人がいると信じている貞子。

貞子の父が、小人のために作ったドールハウスを「あのドールハウス、すごい部屋があるの。」と、楽しそうにドールハウスを紹介する姿が一番印象的です。

小人はいるよと、貞子に教えてあげたくなりますね。

ドールハウスも細かく描かれており、女の子なら誰もが、小さい頃にこんなドールハウスを持つのが夢だったなと思うことでしょう。

 『借りぐらしのアリエッティ』声優：ハル役　樹木希林

貞子の家の家事・掃除をしているのが、家政婦のハルさんです。

借りぐらしのアリエッティでは、小人に興味を持ち、捕まえようと試行錯誤するキャラクターが描かれています。

貞子と正反対の性格のハルさん。

ハルさんの声優をしているのは、樹木希林さんです。

少し籠ったような声は、ハルさんのキャラクターにぴったりですね。

ハル「見ーつけた！」#借りぐらしのアリエッティ #アリエッティ #翔 #ジブリ #金曜ロード #ハルさん pic.twitter.com/mvjvjUem4Q

— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 28, 2020

翔の行動を怪しんだハルさんは翔を部屋に閉じ込めてしまったり、小人を捕まえようとネズミ駆除業者を呼んだり、必死に小人を捕まえようとします。

やりすぎでは、と少し怖いなと感じてしまう場面もあります。

床下にあるアリエッティの家を見つけ、「見—つけたー。」と顔を覗かせる場面は、とても印象的で忘れられません。

なぜ、小人にそこまで執着するのか、疑問に思いましたが、貞子に嬉しそうに小人がいたことを報告する姿を見て、貞子に喜んでほしいという、貞子思いのハルさんが見て取れます。

 『借りぐらしのアリエッティ』声優：宅配屋・ネズミ駆除業者役　羽鳥真一・吉野正弘

借りぐらしのアリエッティのキャラクターの声優を調べていて、一番驚いたのが、宅配屋の声優が羽鳥真一さんだということです。

貞子の家に配達に来たところ、ハルさんに耳打ちで小人の話をされるという場面です。

何気ないシーンでありますが、ハルさんにネズミ駆除業者を教える人物であり、重要な役を担っています。

そして、ハルさんがアリエッティ家族を捕まえようと依頼するのが、ネズミ駆除業者です。

声優をしているのは、吉野正弘さんです。

淡々と作業をしていきますが、家の周りを見て回るところでは駆除が始まってしまうのではとドキドキします。

 『借りぐらしのアリエッティ』キャラクター声優：まとめ

借りぐらしのアリエッティに登場するキャラクターの声優は、みなさんもご存じの女優、俳優ばかりです。ここで、声優のまとめをしていきます。

声優を知った上で見るアリエッティもおもしろいですね。

アリエッティは14歳、翔は13歳の設定ですが、とても落ち着いた声と話し方です。

家計を支えるために借りに出る少女と、病を患って生きてきた少年の人生が見て取れます。

もし、私の家にも小人が住んでいたら・・・

私の知らないところに小人の世界があるのかもしれない。と、ワクワクする映画です。

そして、アリエッティと翔の今後はどうなっていくのか「君は僕の心臓だ、忘れないよ、ずっと。」という翔の最後の言葉には、どんな思いが込められているのか。

人それぞれが思い描く今後のストーリーの中で、小人たちは生きているのだと感じます。

 

『借りぐらしのアリエッティ』をさらに深く鑑賞できる記事はこちら♪

『借りぐらしのアリエッティ』映画と小説では結末ってどう違う？

『借りぐらしのアリエッティ』あらすじとその後、原作小説との違いは？考察を交えてお伝えします！！

借りぐらしのアリエッティの家 舞台・庭園のモデルは？身長や大きさは？伝えたかったこととは？