『紅の豚』に登場するかわいい女の子フィオ・ピッコロは、まっすぐにポルコを見つめる姿がキラキラまぶしい!という印象ヒロインです。
そして、かわいいだけではなく、職業は飛行機の設計技師(設計士)という理数系女子。
フィオのおじいちゃんが経営するピッコロ社を今後支えてくれるであろう優秀な技術者です。
ポルコの愛機(サボイアS-21)に乗り込むときの姿は、まさに技術者としてのポリシーが光るイイ女です。
『紅の豚』でもう一人のヒロインといえばジーナですが、フィオどちらが好きか嫌いか?なんてネットで話題になっていることもあるようです。
今回は、そんなたくさんの魅力あふれるフィオの年齢や性格、キャスト声優や名言(セリフ)など気になるアレコレに迫ります!
『紅の豚』フィオの年齢はいくつ?
フィオ・ピッコロは17歳です。職業は、祖父が経営するイタリアのミラノにある飛行艇製造会社ピッコロ社で、飛行機設計技師をしています。
17歳にしてアメリカで経験を積んでおり、とても腕の良い技術者だと、祖父であるピッコロおやじも認めているほどです。
同じ設計技師で、元空軍パイロットであるフィオの父親は、大戦中ポルコと同じ部隊に所属していたこともあってか、フィオは出会う前から、ポルコに憧れを持っていたように感じる描写があります。
性格は、見てて気持ちがいいほど真っ直ぐですよね。それはポルコに対してはもちろん、飛行艇や仕事に対しても同じです。
https://ghib-mori.com/kurenai-polco-3546
『紅の豚』フィオはポルコと何歳離れているの?
憧れのポルコに会えたこと、また傷ついたサボイアの再設計ができることで歓喜し、徹夜までして図面を引いたフィオ。
ところで、ポルコとは何歳離れているのでしょう?
ポルコは、36歳(1893年生まれ)なので、なんと19歳差なんですね。
観ている側は、なんだかワクワクする年齢差です。
(なんだかちょっとおじさんチックになってる 笑)
『紅の豚』フィオの性格 魅力はどんなところ?
フィオの性格といえば、職人気質で実行力や判断力に優れたところではないでしょうか?
傷ついたサボイアS-21を見てからのフィオは、そりゃぁテキパキと段取をととのえ、ポルコに再設計用の資材の使用について懇願するなど、素早い判断力と実行力を発揮します。
年齢に関係なく実力で認めてほしい!という二人の会話も、技術者としてのプライドが伺えるシーンです。
また劇中、フィオの一つの見せ場である、空賊団相手に啖呵を切ってみせるシーン。
飛行艇乗りたちのプライドを傷つけることなく、まくし立てる様子は、観ててとても気持ちの良いシーンです。
フィオ自身は、愛しのサボイアS-21を守るために必死だったかもしれませんが、突然現れた空賊たちに怯むことなく立ち向かっていく、その判断力・実行力にとても魅力を感じます。
ポルコのことを大好き!とストレートに伝える素直さがあるかと思えば、一度言ったら聞かない頑固さも持ち合わせているフィオ。
しっかりと"芯を持った"女性として描かれているところが、ジブリのヒロインらしくとても印象に残るキャラクターです。
『紅の豚』フィオのセリフ「泳ぐ!」がポルコをドキドキさせる!?
ポルコのアジトで、カーチスとマンマユート団が去ったあと、急に現実味を帯びて震え出したフィオが「わたし、泳ぐ!」といって服を脱ぎ出すシーン、いいですよね。ポルコ同様、こちらもドキドキさせられるシーンです。
請求書金額を水増ししておけばよかった!とのフィオのセリフも、しっかり者であることを伺わせますよね。
ポルコは、ピッコロおやじからフィオについて"手出すなよ"なんて言われていましたが、ポルコの様子を見る限り、フィオをそんな対象として見ていない描写が、またなんだかカッコよくていいです。
『紅の豚』フィオのキャスト声優はワンピース○○役の人!
フィオのキャスト声優は、岡本明美(おかもと あけみ)さんです。
なんと岡本さんは『紅の豚』のフィオ役がキャスト声優としての初めての仕事だったのです。その後はワンピースのナミ役で活躍し、声優として有名な方ですが、そのほかクレヨンしんちゃんのキャスト声優や、ナレーションのお仕事など、幅広く活躍されています。
フィオさんの声は「ONE PIECE」のナミ役などでもおなじみの岡村明美さん。フィオさんは必要なことだけバババッと言う性格なので、「(岡村さんの)セリフのぶっきらぼうさが良かった」と宮崎駿監督から言われたそうです。#kinro #紅の豚 #秋のジブリ pic.twitter.com/1SPs0iIKMl
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 11, 2016
空賊に威勢よくタンカを切ったフィオさんが弱さを見せるシーン。宮崎駿監督は「あなたを選んでよかった」と岡村明美さんの演技を絶賛されたそうです。そう言われて、岡村さんも「生きててよかった」と思ったんですって!#kinro #紅の豚 #秋のジブリ pic.twitter.com/xpRWUPK2lF
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 11, 2016
岡本さんの声は、可愛さと誠実さ、そして明るく前向きなフィオのイメージを見事に表現されていて、とても印象的です。
『紅の豚』フィオは、その後はどうなる?
そう!それがとても気になるところ。
カーチスに勝ったポルコと共に人生を歩みたい!と考えていたフィオに対し"カタギの世界に戻してやってくれ"とジーナに託すポルコ。ここまでフィオを夢中にさせといてホントずるい男です。
劇中では、その後ジーナとフィオは仲良しになったと語られています。
ジーナが日中プライベートの庭でポルコを待つという賭けがどうなったか?については、映像にヒントが描かれているようですが、フィオは夏になるとホテルアドリアーノのジーナに会いにいくと語っているので、ジーナとフィオの良好な関係は続くのでしょう。
ホテルアドリアーノの経営者であるジーナ、のちにピッコロ社の設計主任となり会社を継いでいくフィオ。
ポルコが"自分の元に来てくれることを待つジーナ"と自分から"共に人生を歩んでいきたいと主張する"フィオ。
対照的に描かれていますが、二人を結びつけるキーとなるのは"仕事を持つ女性"ということですよね。
それぞれの仕事に情熱をかけていることは変わりありません。
その後も、ジーナとフィオの良好な関係が続き、二人でポルコ談義に花が咲くのでしょうか。
こんなふうに考えるのも楽しいですね。
結論が見える作品も素敵ですが、観る人それぞれの心に残るストーリーで『紅の豚』がずっと語り継がれるなんて、やはりジブリ作品の魅力、奥深さにあらためて感動しました。
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『紅の豚』フィオ まとめ
・フィオの性格は、素直で実行力・判断力があるところが魅力
・フィオのキャスト声優は岡本明美さん。ワンピースのナミ役でご活躍の声優
・フィオのその後は、ジーナと良好な関係を築きピッコロ社を継いでいくのでしょう!
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