1986年公開、映画『天空の城ラピュタ』のヒロイン シータは、可愛いながらも家事を上手にこなすなど"良妻賢母"的な女の子ですよね。
この可愛らしいシータの声優はどなたなのでしょう?
そして、こんなしっかり者の女の子であるシータの年齢が気になります。
劇中で語られるシータの本名の意味についても、調べたら深い意味が込められていたことがわかりました。
今回は、そんな"可愛いながらも勇気あふれる女の子シータの魅力や声優、シータの"あの長い本名"の意味ついて余すとこなくお伝えします。
では一緒に見ていきましょう!
シータ(ラピュタ)の声優は、あのキャラクターも演じていた!
シータのキャスト声優を務められたのは、よこざわけい子さん。
よこざわさんといえば、いろいろなキャラクターの声優を演じられていますが、一番有名なのは、キャスト声優が一新される前のドラえもんで"ドラミちゃん"ではないかと思います。
現在は、声優養成所を運営するなど、後進の育成にあたっています。
本日9月2日は声優のよこざわけい子さん(佐倉魔美、熊耳武緒、シータほか)の誕生日。おめでとう♪
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シータは可愛らしい中にも"凛とした"雰囲気を持っている女の子。
私はこの声がとても好きです。
シータ(ラピュタ)|本名の意味は?名前の由来は数学!?
ムスカがシータに本名を伝えるシーンがありますが、あれ聞き取れましたか?
リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ
文字を読んでも、舌を噛んでしまいそうな(汗)カンジですよね。
意味は、
トエル → ラピュタ語で「真」
ウル → ラピュタ語で「王」
シータがラピュタの真の王である。ということを示しています。
シータは、自分が"真の王"と知りながら、これまで生きてきたということ。
この正義感や判断力など、挙げればキリがないほど人間力は、まさに"真の王"としての資質だからなんですよね。
ちなみに、シータの名前の由来は、三角関数で習ったギリシャ語の"θ(シータ)"が由来なんですよ。
宮崎駿監督が、パズー・シータという名前をイメージしたのは学生の頃。
1968年に高畑勲監督が初めて劇場用長編アニメの監督を務めた『太陽の王子 ホルスの大冒険』の覚え書には.宮崎駿監督が主人公とヒロインの名前を勝手に、パズー・シータと書き換えている資料が残っています。
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シータ(ラピュタ)年齢はいくつ?
実は、シータの年齢って諸説あるのですが、はっきりとは示されていません。ちなみに、パズーは10代前半とされています。
劇中でのシータの暮らしぶりや思考などから推測すると、小学校低学年ではないように見受けられます。
小学6年か中学1,2年生くらいでしょうか?となると12歳とか13歳ですね。
それにしたって、劇中での判断力や意思力などを見ていると、10代後半でも良いような感じ。
我が家の子どもが、12,13歳でシータのような判断力が養われているか?と問われると、難しいですよねぇ〜(笑)。
我が家の子どもが、シータの年齢で台所の切り盛りなど、家事全般ができるようになるか?と考えたら、これまた難しいと言わざるを得ません(汗)。
また幼い頃から、おばあさまと暮らしていたという環境が影響しているのかもあるのかもしれません。
思いやりがありますよね。
ホントいい子です。
天空の城ラピュタ|シータを救出したシーンが大人気!
以前、ある映画サイトで「あなたが選ぶ!好きなシーンランキング」として投票を行った結果、救出シーンが第1位に輝いたことがありました。
いかがですか?私はこの投票結果に納得しました!
たしかに"バルス"や"シータが空から降ってくるシーン"など、好きなシーンはたくさんあるのですが、一つ挙げて!といわれたら、やはりシータの救出シーンだと思います。
なんとかしてシータを助けたい10代のパズー、空賊で悪党なはずなのに人命救助に全力を尽くす50代のドーラ、救出までの2人の掛け合いもテンポよく、そこに久石譲さんの音楽が、観ている側をドキドキさせるような演出になっていて、とても印象的です。
パズーが「あそこにシータがいる!」とドーラを牽引して救出するわけですが、あの状況の中、視力の良さをドーラが認め、
「最後のチャンスだ、すり抜けながら、かっさらえ!」
と叫び、突っ込んでいくシーン!なんとも言えません。
短い時間の中で、パズーとドーラは状況判断をし救出の決断をしていますよね。
観ていて気持ちのいいシーンです。
そして、シータがロボット兵に別れを告げるシーン
なんて、この子はいい子なんでしょう!とウルウル(泣)。
ロボット兵が朽ちていく姿を子どもと見ていたとき、子どもがひとこと「かわいそう」と漏らしました。
このシーンでは"自己犠牲"というものを学んでいるんだなぁと、子どもの横で感じたことを覚えています。
シータ(ラピュタ)|信頼でつながるパズーとの強い絆
パズーを見つけたシータは、救出しようとフラップターに乗ってきたパズーに、全てを委ねます。
もう、このシーンは何度も何度も繰り返し観ていますが、よーく観ると、パズーはシータのところまでたどり着いているわけではないんですよね。
シータがいる場所までは、フラップターのプロペラがぶつかるということもあり近づけず、あとわずか!というギリギリのところでシータ自身がジャンプして身を投げ出すのです!
もう、これぞ手に汗握る!という表現がふさわしいシーンです。
宮崎駿監督は、スタジオジブリ作品の中で、さまざまな形の恋を描いていますが、パズーとシータの"強い信頼関係"に裏付けされた恋というのは、とてもイイし深い関係だと思います。
この"信頼関係"というのは、我が家の子どもが、これからいろんな人と関わっていく上で、とても大切にしてほしいことのひとつです。
それは、成長するにつれて徐々に培っていくものだと思いますが、シータ・パズーの関係をきっかけにして、学んで欲しいものです。
ホント、ジブリって深いですよね。
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天空の城ラピュタ|シータのセリフが泣かせる名言ばかり!
シータのセリフで名言だなぁ、と思うものは何ですか?
私が挙げるならば、やはりこれです。
シータが暮らしている、ゴンドアの谷に伝わる歌の歌詞です。
なんて素敵な言葉なんでしょう!と最初に聞いた時、感動していましました。
シータは家に代々伝わるこの言葉を、ずっと心に留め、王族の末裔であるにもかかわらず、両親や祖母が残してくれた畑を耕し、ヤクを飼って生活していました。
この言葉で、人として、何がいちばん大切なのか?ということをシータから教わった気がします。
天空の城ラピュタのシータ|まとめ
・シータの本名は、リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ(ラピュタの真の王)・シータの年齢は明確にされていない。パズーが10代前半なので同世代の12,13歳か?
・シータの救出シーンは、みんな大好きでランキング第1位
・シータの名言は人としてとても大事なこと。
土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう
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